保育園敷地内に落ちた泡を撮る自衛官ら=26日午後5時30分、那覇市高良 画像を見る

航空自衛隊那覇基地から泡消火剤が流出した26日午後、周辺の保育園の保護者からは「有害な物質が含まれていないか」と不安の声も上がった。

 

同基地近くの保育園では園庭の柵など複数箇所で泡の付着が確認された。「泡には触れないで」。園長が園児や迎えに来た保護者らに注意を呼び掛けていた。2歳の息子を迎えに来た40代の女性は「昨年の普天間飛行場から流出した泡消火剤の件を思い出し、どきっとした。晴れた日には子どもたちが園庭で遊ぶ。有害な泡ではないか心配だ」と話した。

 

園長によると、園児が泡に触れることはなかったという。午後5時20分ごろには空自隊員2人が園を訪れ、泡の状況を確認し園長らに事情を説明した。

 

ゆいレール赤嶺駅にいたタクシー運転手の60代男性は「最初は子どもがシャボン玉で遊んでいるのかと思ったが、相当数の泡が基地の方から駅周辺に流れてきた」と驚いた様子だった。

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