“西武・源田の妻を同僚妻が誹謗中傷”の悲劇はなぜ起きたのか、女が女に嫉妬するとき
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■嫉妬は徹底して受け入れると消える

 

時として抱いた人の心を蝕む嫉妬ですが、解消する方法は「嫉妬心を真正面から受け入れる」ことしかありません。

 

つまり「私はこの人のことを羨ましいと思っている」「この人みたいになりたいと思っている」という事実を自分が受け入れるのです。

 

苦しさは、羨ましいという感情を自分が受け入れないから湧き続けるのです。受け入れてしまうことで「どうやったらこの人みたいになれるか」とプラスの思考に転換できることもあれば、「冷静に考えれば私の憧れはもう少し違うな」と気づくこともあります。

 

どちらに転ぶかは分かりませんが、感情は常に振り子のように揺れているものです。嫉妬というマイナスの揺れは、まずその感情を受け入れないとプラス(もしくはゼロ)には戻りません。受け入れないといつまでもズブズブと負の感情が増幅し、場合によっては誹謗中傷といった理性を欠いた行動も引き起こしてしまうのです。

 

言った方はその瞬間の感情を発散しただけかもしれませんが、言われた方は深くキズつくことがある。誹謗中傷に対してよく言われる言葉です。それでもする側はされる側の気持ちを慮ることはなく、その数は日々増え続けています。

 

近年はネットの誹謗中傷に対して法的な対応を取る人も増えています。自分も痛みをもらうことでしたことの重大さに気づくというのは、解決方法としては合理的かもしれません。しかし人は理性があるのですから、こうした最悪の結末を迎える前に自らの行動を自制する人が少しでも増えて欲しい。そう願うばかりです。

 

(文:おおしまりえ)

出典元:

WEB女性自身

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