シリーズ人間の最新ニュース
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トラベルドクター・伊藤玲哉さん「人生最期の旅、ご案内します」
2023/01/29 06:00全身に転移した末期がんと心不全のため、余命わずかと主治医から告げられ、残された時間を娘家族と同居の家で過ごすために退院した保田正さん(75)。そんな保田さんの、人生最期の願いは、故郷の海を眺めること、そして家族と温泉を楽しむことだった。鼻には酸素チューブ、尿道にもチューブが入り、脚はひどくむくんで保田さんは立つことさえできない。けれど、「2泊3日の熱海に出発ですよ」と声をかけられて洋服に着替えた瞬 -
末期がんや難病の患者に希望を与えるトラベルドクター・伊藤玲哉さんの挑戦!
2023/01/29 06:00【前編】トラベルドクター・伊藤玲哉さん「人生最期の旅、ご案内します」より続く伊藤玲哉さん(33)は研修医時代、回診した末期がんの患者から、「旅行に行きたい」と呼び止められたことがあった。ほかの重病患者と話していても、その人のルーツをたどりたいといった願いも聞こえてきた。人はやりたいことを後回しにして生きているんだと気づいた伊藤さん。医師の自分なら旅行に付き添える。患者が人生の最期まで願いをかなえる -
「冷たくなった息子を心臓マッサージした父」コロナ放置死遺族の悲哀
2023/01/22 06:00【前編】「弟はなぜひとりで死んだのか?」コロナ放置死遺族の真相を探る旅に密着より続く「弟が他界したとき、本来なら肉親である私が沖縄に飛んで、弟の店や家の始末などすべきでした。でも、弟が移住したころから兄のように慕っていた友人の比嘉篤志さんが、『お姉さん、コロナが蔓延しているから来なくていいよ。こっちは僕らに任せて。お姉さんの元に、遺骨と遺品を届けるから。タケうっちゃんが安心して旅立てるようにするの -
「弟はなぜひとりで死んだのか?」コロナ放置死遺族の真相を探る旅に密着
2023/01/22 06:00唯一の肉親だった――。誰よりも沖縄を愛し、大阪から沖縄に移り住んだ最愛の弟は、新型コロナウイルスによって、自宅で誰にもみとられることなく亡くなってしまった。なぜ、弟は孤独に死ななければならなかったのか? なぜ、患者と音信不通になった場合に、連絡を取るという行政のルールは守られなかったのか? そんな疑問から「自宅放置死遺族会」を立ち上げた女性が、弟の死から1年3カ月、初めて沖縄の地を訪問したーー。「 -
「60歳の患者に不妊治療したらバカにされる」と医師に言われ…日本最高齢出産女性が明かす秘話
2023/01/15 06:00【前編】日本最高齢出産女性・影山百合子さん、愛息の成人式を独占告白!より続く「逆走の人生でした」影山百合子さん(81)が、よく口にするフレーズだ。影山さんは、’01年7月に60歳で出産し、「日本最高齢出産」の記録を作った、元公務員の女性。’41年(昭和16年)、東京都生まれ。戦時中に3歳で両親を亡くし、祖母に育てられた。ちなみに、「影山百合子」はペンネームだ。幼少のころから成績は優秀で、特に外国語 -
日本最高齢出産女性・影山百合子さん、愛息の成人式を独占告白!
2023/01/15 06:00〈ようやく息子が成人式を迎えました。あれから20年。出産でお世話になった主治医との「子供を成人させるまで元気でいる」という約束を果たし終えて、正直、今、ホッとしています〉影山百合子さん(81)から、本誌記者がこんなメールを受け取ったのは、昨年1月の終わりだった。影山さんは、’01年7月に60歳で出産し、「日本最高齢出産」の記録を作った、元公務員の女性。当時、新聞や雑誌、テレビなどでいっせいに報じら -
寂聴さん元秘書が語る 出家前の“はあちゃん”の素顔と孤独
2022/12/30 06:00故・瀬戸内寂聴さんを、秘書として公私ともに支え続けてきた長尾玲子さん。寂聴さんのいとこの母とともに、中学時代から寂聴作品の資料集めなどをしてきた。自殺を心配されるほど悩んだ出家前、50代で発症したくも膜下出血、「青空説法」誕生秘話、お茶目さと対極にある孤独の影……。初めて語る、寂聴さんの知られざる素顔。「’73年の夏ごろ、はあちゃんは、何かに追い詰められていました。編集者や友人らとにぎやかに談笑し -
元秘書・長尾玲子さんが初告白 寂聴さん、たった一度の弱音「私、傲慢だったわね」
2022/12/30 06:00【前編】寂聴さん元秘書が語る 出家前の“はあちゃん”の素顔と孤独より続く故・瀬戸内寂聴さんを、秘書として公私ともに支え続けてきた長尾玲子さん。寂聴さんのいとこの母とともに、中学時代から寂聴作品の資料集めなどをしてきた。自殺を心配されるほど悩んだ出家前、50代で発症したくも膜下出血、「青空説法」誕生秘話、お茶目さと対極にある孤独の影……。初めて語る、寂聴さんの知られざる素顔。京都市・嵯峨野に寂庵がで -
さまざまな障害のある子供たちのモデル事業を行う「華ひらく」社長・内木美樹さん
2022/12/18 06:00【前編】障害児キッズモデル「僕たちから目をそむけないで!」華ひらく社長・内木美樹さんよりつづく12月3日午前10時、週末の千葉県のイオンモール木更津。多くの家族連れでにぎわうなか、2階にある展示スペースで、ひっそりと小さな写真展が始まった。30点ほどのパネルには、子供たちがカラフルなバルーンやシャボン玉に夢中になっていたり、あどけない表情でソファでくつろぐ姿などが写されている。一見、何げない日常の -
障害児キッズモデル「僕たちから目をそむけないで!」華ひらく社長・内木美樹さん
2022/12/18 06:0012月3日午前10時、週末の千葉県のイオンモール木更津。多くの家族連れでにぎわうなか、2階にある展示スペースで、ひっそりと小さな写真展が始まった。30点ほどのパネルには、子供たちがカラフルなバルーンやシャボン玉に夢中になっていたり、あどけない表情でソファでくつろぐ姿などが写されている。一見、何げない日常の光景だが、作為のない子供たちの表情や、会場全体の飾りつけもパステルのトーンで統一されていて、不 -
難病で骨が溶けるような痛みが24時間365日…「かっこいいママ」を目指した車いすのネイリスト
2022/12/11 06:00「この緑のは人工芝の欠片。こっちの丸いのはペレットと呼ばれてるもので、プラスチック製品の材料になるもの。ほんの数分で、ほら、こんなに拾えちゃうんです」神奈川県茅ヶ崎市。この日のヘッドランドビーチには、晩秋とは思えない暖かな、午後の日差しが降り注いでいた。女性は砂浜にペタンとお尻を落とし、両手で目の前の砂を黙々とかき続けている。やがて集めた砂をふるいにかけると赤、白、緑、青、黄と、色とりどりの細かな -
海洋プラごみをネイルに!起業賞受賞のママは車椅子のネイリスト
2022/12/11 06:00【前編】難病で骨が溶けるような痛みが24時間365日…「かっこいいママ」を目指した車いすのネイリストから続く有本奈緒美さん(40)は、茅ヶ崎でネイルサロンを営んでいる。しかし、ただのネイルではない。彼女は、拾い集めた海洋プラスチックを材料にした、アクセサリー製作を考案。もとはゴミだったとは想像もできない、美しいイヤリングやネイルチップを自ら手作業で製作し、販売もしている。いっぽうで有本さん、国内の -
戦後の混乱期、13歳で花を売り始めて68年。最後の“銀座の花売り娘”81歳
2022/12/04 06:00「お花はいかが? おみやげにいかがですか」赤や黄色のバラを中心にアレンジした花束をいくつも抱え、黒塗りの車やタクシーが渋滞する銀座のネオン街で人びとに声をかけるが、立ち止まるどころか目を合わせてくれる者さえいない。「昔は、花、花ってお客さんが集まってきて大変だったのよ。でもいまはぜんぜんダメね。3千円の花束を千円に値下げしても買わない。みんな余裕がなくなったのね」銀座の西五番街通りと花椿通りが交差 -
最後の“銀座の花売り娘”81歳。作家・伊集院静さんとの路上での“対決”
2022/12/04 06:00【前編】戦後の混乱期、13歳で花を売り始めて68年。最後の“銀座の花売り娘”81歳より続く「お花はいかが? おみやげにいかがですか」赤や黄色のバラを中心にアレンジした花束をいくつも抱え、黒塗りの車やタクシーが渋滞する銀座のネオン街で人びとに声をかけるが、立ち止まるどころか目を合わせてくれる者さえいない。「昔は、花、花ってお客さんが集まってきて大変だったのよ。でもいまはぜんぜんダメね。3千円の花束を -
天国の小林麻央さんと子どもたちとの強い絆 海老蔵が十三代目團十郎に
2022/11/27 06:00【前編】自殺や早世…十三代目襲名の海老蔵が背負う“市川團十郎の重圧と業”より続く市川海老蔵から、十三代目を襲名! 百年に一人の逸材といわれながら、数々のスキャンダルで世間をにぎわす問題児が、歌舞伎界の大名跡を継ぐことになった。11月7日、市川海老蔵改め市川團十郎白猿(44)の十三代目襲名披露公演が、歌舞伎座にて華やかに開幕した。「口上」に続き、厄落としになるといわれる市川家伝来の「にらみ」も披露。 -
自殺や早世…十三代目襲名の海老蔵が背負う“市川團十郎の重圧と業”
2022/11/27 06:00「まだまだ未熟者で先祖の足元にも及びませぬが、一生懸命努力をして、精進したいと思っております。市川宗家としての覚悟でございます」11月7日、市川海老蔵改め市川團十郎白猿(44)の十三代目襲名披露公演が、歌舞伎座にて華やかに開幕した。「口上」に続き、厄落としになるといわれる市川家伝来の「にらみ」も披露。さらに家の芸である『勧進帳』『助六』では、團十郎が見えを切るたびに、「成田屋!」「十三代目!」とい -
W杯初の女性主審・山下良美さん 選手でなくとも主審として世界の舞台へ
2022/11/20 06:009月18日、東京・国立競技場で行われた、J1リーグFC東京×京都サンガF.C.戦で、日本のサッカーに新たな歴史が刻まれた。試合開始前、5万994人の大観衆の視線はフィールド中央に集中。両軍の選手ではなく、センターサークルから5mほど離れて直立する、ライムグリーンのユニホームに身を包んだ女性に、だった。ロングヘアを後ろで束ね、唇を結んでキリリと表情を引き締めた彼女は、山下良美さん(36)。女性初のプ -
長友佑都が絶賛 W杯初の女性主審「審判としてならサッカーに貢献できるかも」
2022/11/20 06:00「素晴らしかった。初めてに見えないくらい、堂々とコントロールしてくださった。試合が荒れなかったのは審判の方のおかげでもあるので、ありがたいと思います」サッカー日本代表でFC東京に所属する長友佑都(36)は激闘の後、この歴史的な一戦を担当した主審について、こう称賛した。9月18日、東京・国立競技場で行われた、J1リーグFC東京×京都サンガF.C.戦で、日本のサッカーに新たな歴史が刻まれた。試合開始前 -
93歳の推し活がバズり中!闇市にも浅草にも松潤ほどの男はいない!
2022/11/06 06:00〈肉は脂ぎってるほうがいい93歳〉(9月22日)「こういうの好きよ、グーね」食卓に並んだ好物のスペアリブを前に、あえてギトギトの軟骨をつかみ取っては、ためらいなくかぶりつく“肉食系”おばあちゃん。〈韓国語で「ありがとう」と言いたい93歳〉(5月5日)韓流ドラマをもっと楽しみたいと、韓国語にチャレンジ。「カムサハムニダ」と言うつもりが、「パンにハム」など、すんなりと言えずに落ち込む。ひたすら明るい祖 -
83年間働きづめの名物女将・草間千恵子さん。93歳の推し活がバズり中!
2022/11/06 06:00【前編】93歳の推し活がバズり中!闇市にも浅草にも松潤ほどの男はいない!から続く〈肉は脂ぎってるほうがいい93歳〉(9月22日)「こういうの好きよ、グーね」食卓に並んだ好物のスペアリブを前に、あえてギトギトの軟骨をつかみ取っては、ためらいなくかぶりつく“肉食系”おばあちゃん。〈韓国語で「ありがとう」と言いたい93歳〉(5月5日)韓流ドラマをもっと楽しみたいと、韓国語にチャレンジ。「カムサハムニダ」 -
女の体は祝福されていると思った ストリッパーデビューの書店員語る舞台の魅力
2022/10/30 06:00【前編】文学賞より売れると評判の“新井賞”創設の書店員 39歳でストリッパーデビューした理由より続く「今、何歳だっけ? 忘れちゃうんですよね」。そう、キュートな笑みを浮かべる新井見枝香さん(42)が舞台に上がる。東京は上野公園にもほど近い繁華街の地下にある「シアター上野」は、この界隈で唯一のストリップ劇場だ。ダイナミックで明るいナンバーにはハッとするほど美しい瞬間があった。三省堂書店に勤務していた -
文学賞より売れると評判の“新井賞”創設の書店員 39歳でストリッパーデビューした理由
2022/10/30 06:00東京は上野公園にもほど近い繁華街の地下にある「シアター上野」は、この界隈で唯一のストリップ劇場だ。薄暗かった場内に、大音量でマドンナの曲が流れ始めると同時にピンクや紫の照明が灯り、ミラーボールが回転を始めた。その瞬間からお客たちの視線は、ステージ上で、シルバーに輝く衣装に身を包んだ金髪の踊り子・新井見枝香さん(42)にくぎ付けとなる。リズムに乗ってステップを踏みながら、スカートの裾をヒラヒラさせた -
91歳、現役介護看護師 74年間さすり続けた掌のぬくもり
2022/10/23 06:00「チエさん。ここは『ぬくもりの里』の談話室やで、わかる?」「……」介護スタッフの細井恵美子さん(91)が声をかけるが、車いすに座ってうつむいた状態のチエさん(80)は、無言のまま。それでも細井さんは、根気よく語りかけを続ける。「今日はあいにくの雨やなぁ、うっとうしいな」やわらかな京都弁を口にしながら、細井さんが自らの左手をチエさんの背中に当てたとき、ようやく彼女の首が「うん」とうなずくように、小さ -
91歳、現役介護看護師の74年間 利用者と目を合わせ、話に耳を傾け、肌を合わせる
2022/10/23 06:00【前編】91歳、現役介護看護師 74年間さすり続けた掌のぬくもりより続くここは、京都府木津川市の山あいにある「山城ぬくもりの里」。特別養護老人ホームやケアハウスも併設する総合福祉施設だ。デイサービスの談話室での光景は、一見、どこにでもある介護の現場のようだが、ほかの施設と大きく違うのは、介護職で同施設の顧問も務める細井恵美子さんさんが91歳で、利用者たちが80代や70代など、介護者より年下というこ -
安藤優子「岸田さん、“女性国会議員1割”では日本は変わらない!」
2022/10/16 06:00「この本は、けっして自民党批判ではなく、もっと大きな日本社会が抱えている女性に対する認識への批判であり、問題提起なんです。ただ、その「女性認識」を作り上げてきたのが、長い間、政権与党であった自民党ですよね、ということ」こう語るのは、キャスターでジャーナリストの安藤優子さん(63)。世論の反対も大きいなか、9月27日火曜日に行われた安倍晋三元首相の国葬や、旧統一教会と政界との癒着が大きな社会問題とな