シリーズ人間の最新ニュース
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林家木久扇がYouTuberに 挑戦の原動力は戦争体験を経ての“無常観”
2020/08/14 11:00この日、東京・浅草の寄席は感染症対策の一環で客席の定員を通常の半数に制限。どことなくもの寂しい雰囲気だ。ところが出囃子にのって主任の落語家が登場すると、空気は一変。瞬く間に、寄席全体が爆笑に包まれる。「コロナでね、いま『笑点』はリモート大喜利という形でやってまして。あれ、手の挙げ方も難しいんですよ。縦長の画面ですからね、ハイハイって普通に挙げても手が切れて映らないんです。それから皆、自宅でやってま -
女子プロ「仙女」が農作業 コロナで興行中止も“田畑がリング”
2020/08/03 11:00「おはようございます。よろしくお願いします!」梅雨の谷間、久しぶりに朝から晴れた6月中旬、宮城県亘理(わたり)郡山元町にある岩佐農園から、女性6人の元気な声が響いてきた。「今日はいちごの苗切りをやってもらいます。暑いので気をつけてください。その前に、ハウスのドアを北側に移動したいので、力仕事、いいですか?」と、作業の説明をするのは、農園の若旦那・佐藤卓也さん(49)。同じデザインで色違いのTシャツ -
コロナで「仙女」収入8割減 代表・里村明衣子が復活させた矜持
2020/08/03 11:00「3月14日、アメリカで国家非常事態宣言が出されたときは血の気が引く思いでした。これは日本もヤバくなると直感しました」仙台を拠点とする『センダイガールズプロレスリング』(=通称『仙女』、以下同)の代表を務める里村明衣子(40・以下、選手は敬称略)はこう語る。「思い出したのは3.11。あの日、私は仙台駅前のジムでウエイト・トレーニングをしていました。市内にあった仙女の事務所に行こうとしたら、車で5分 -
世良公則コロナ時代に“政治発言”連発 根底に43年間のロック魂
2020/07/24 11:00ギターケースからヴィンテージのアコースティックギターを取り出すと、滑らかな指の動きに合わせて、次々にメロディを紡ぎ出していく。「息抜きでギターを触っても、いつの間にか真剣に弾き始めて、気がつけば何時間もたっている。こんな性格だから、自粛生活を余儀なくされているのに、集中し過ぎて過労気味なんですよ」自嘲気味に語るのは、『あんたのバラード』『燃えろいい女』など、今なお歌い継がれる名曲を世に送り出した、 -
世良公則が激怒した大臣の一言「楽しげにやっていますね」
2020/07/24 11:00コロナ禍による音楽業界への危機的状況を改善するため、Twitterを通じ、政治的な発信を繰り返している世良公則(64)。先日は、自民党音楽文化振興議員懇談会で、エンタテインメント業界の現状報告と、世良なりの要望を伝えた。「あまりにアーティストたちが静かなので、自分が声を上げようと。誹謗中傷もあるけど、遠慮なんてしていられないですよ」世良が、音楽、俳優活動と並行し、はじめて社会活動に参加したのは12 -
元ヤン女子が林業家に 苦境に立たされても100年続いた森を守る
2020/07/13 11:00「うちの山を守りたい!」日本の林業は厳しい時代の流れにのまれかけている。価格の下落に、外国産の杉の流入。このままでは、祖父が、父が愛した杉の森が崩壊してしまうかもしれないーー。野中優佳さん(28)が一念発起し、実家の林業を継いだのは21歳のとき。100年続く「山主」(山の所有者)の家系に生まれた彼女は、イチから林業を学び、愛情を注いだ杉材を世に送り出してきた。夢は、林業の未来を明るく照らすこと。野 -
22歳で起業した女性林業家「女性チーム」で斜陽業界の救世主に
2020/07/13 11:00天に向かって真っすぐ伸びた綾杉の森。綾杉は杉の女王だ。太さはまちまちだが、どの幹もきれいにまん丸。美しい間隔を保って整然と立っている。ここが、野中優佳さん(28)の仕事場だ。黒い防護服にオレンジ色のヘルメット、チェーンソーを2台抱えて悠然と、山道を登っていく。熊本県の最北端、山鹿市鹿北町にある野中家は、100年以上続く山主(山の所有者)だ。先祖代々、木を育て、山を守り、木材生産を行ってきた。優佳さ -
コロナ生活苦、援交し妊娠した高校生も 助産師語る悲惨な現状
2020/07/06 11:00「コロナのために、バイトを辞めさせられました。それで、お金もなくなっちゃって……」女性から送られてきたメッセージは、こんな一文で始まっていた。それは、今年4月、兵庫県神戸市の「一般社団法人 小さないのちのドア」に届いたLINE。差出人はまだ10代、高校生だ。遊ぶためのお金欲しさではなく、家計を支えるためのアルバイトだった。それが、今年2月。新型コロナウイルス感染拡大の影響で退職を余儀なくされてしま -
「助産師として私が救う」16万超の中絶される命を守る決意
2020/07/06 11:00思いがけず妊娠してしまった女性や、生まれてきた子を育てることができない母親など、妊娠や育児に悩む女性たちが24時間365日、いつでも駆け込める相談窓口、それが「小さないのちのドア」だ。助産師の永原郁子さんが院長を務める「マナ助産院」の裏手、人目につきにくいようにして、そのドアはある。18年9月の設立以来、毎月20~30件のペースで、さまざまな新しい悩みが寄せられてきた。永原さんが助産師を目指し、そ -
小林麻美語る“少女A”時代 家庭での寂しさ紛らわし遊び歩いた
2020/06/29 11:00「カメラ目線でいいですか?」マスク姿のカメラマンに問いかけながら、髪をかき上げたり、腕を組んだり、次々とポーズを繰り出していく小林麻美さん(66)。そのしぐさはごく自然で、30年というブランクを感じさせない。70年代に17歳でデビュー後は、モデルや歌手として、それまでのアイドルとは一線を画した“アンニュイで、いい女”のイメージで独自の存在感を示した小林さん。所属事務所社長との入籍を明かし、結婚・引 -
25年ぶり復帰の小林麻美 夫・田邊社長との秘愛17年を明かす
2020/06/29 11:00「カメラ目線でいいですか?」マスク姿のカメラマンに問いかけながら、髪をかき上げたり、腕を組んだり、次々とポーズを繰り出していく小林麻美さん(66)。そのしぐさはごく自然で、30年というブランクを感じさせない。70年代に17歳でデビュー。モデルや歌手として、それまでのアイドルとは一線を画した“アンニュイで、いい女”のイメージで独自の存在感を示した小林さん。所属事務所社長との入籍を明かし、結婚・引退会 -
小林麻美振り返る育児25年 芸能界のドンとお受験から遊園地まで
2020/06/29 11:00「カメラ目線でいいですか?」マスク姿のカメラマンに問いかけながら、髪をかき上げたり、腕を組んだり、次々とポーズを繰り出していく小林麻美さん(66)。そのしぐさはごく自然で、30年というブランクを感じさせない。70年代に17歳でデビュー。モデルや歌手として、それまでのアイドルとは一線を画した“アンニュイで、いい女”のイメージで独自の存在感を示した小林さん。所属事務所社長との入籍を明かし、結婚・引退会 -
小池百合子緊急インタビュー 本誌に語ったコロナ第二波への備え
2020/06/12 06:00「スピード感」。本誌のインタビューで、都知事は何度もこの言葉を繰り返した。政界という荒波をくぐりぬけて、首都のトップにのぼりつめるにいたったのは、好機はもちろん危機であっても、迅速に動き、先手を打ってきたからだ。都知事は、後手後手と批判されている政府のコロナ対策にも先駆けて都政を動かし、一定の効果を生んできている。そこに来襲が懸念される「第2波」――。都知事は、恐るべき敵を抑え込めるだろうか。「ど -
小池百合子緊急インタビュー コロナと闘う私の「必勝法」
2020/06/12 06:00「都知事入られます」都庁職員の合図から5秒後に、小池百合子東京都知事(67)はさっそうと、都庁の応接室に現れた。紺のピンストライプのタイトスカートに大柄のカットソー、上に羽織った“災害対策被服”のグリーンがよく映えていた。グリーンは東京都と都知事自身のイメージカラーだ。胸には「東京都・本部長」の役職プレート。小池都知事は「東京都新型コロナウイルス感染症対策本部長」に1月30日付で就任している。本誌 -
コロナDV被害者に救いの手 女性支援の医師が病院を駆け込み寺に
2020/06/08 11:00「子どもの学校が休みで、ついつい叱ってしまうんです」「夫がテレワークで、ずっと家にいるとぶつかってばかり。“コロナ離婚”なんて言われてるけど、うちも危ないかも……」新型コロナの感染拡大で、7都府県に緊急事態宣言が発令されてから8日目の4月15日。オンライン会議システムZoomを使って開催された「女性のこころと身体のオンライン相談室」では、参加者から、このような悩みが吐露された。その中に、参加者の話 -
女性支援医療の第一人者・対馬ルリ子 直面した“女だから”の壁
2020/06/08 11:00東京の銀座と新宿で、「女性ライフクリニック」を開業する産婦人科医で医学博士の対馬ルリ子さん(62)。婦人科、乳腺科、内科、皮膚科などを備え、女性の心と体をトータルに診ている。対馬さんは、7都府県に緊急事態宣言が出た翌日の4月8日から、銀座のクリニックを開放。コロナ禍で、DV被害などを受ける女性たちの駆け込み寺として機能させてきた。弱い立場に追いやられた女性たちに寄り添い、長年サポートをしている対馬 -
貧困支援「もやい」理事長は33歳 10年間対峙した困窮の現場
2020/06/01 11:00東京都新宿区にある「自立生活サポートセンター・もやい」。生活困窮者の支援活動を行うため2001年に設立された認定NPO法人だ。若き理事長は、過去10年にわたって、この国の「貧困」と最前線で対峙してきた大西連さん(33)。大西さんのスタート地点は、高卒フリーター時代に初めて参加した炊き出しだったという。「いや、もうびっくり、衝撃でした。こんなにたくさん、野宿の人がいるんだって。こんなところが本当にあ -
失業シンママ、在宅DV…貧困支援「もやい」が見たコロナの惨状
2020/06/01 11:00「あの……、相談したいんですけど……コロナのせいで仕事が見つからず、預金も残り少なくなってしまって、不安で不安で……」それは、先月半ばのことだった。電話をかけてきた女性の声は、いまにも消え入りそうだった。ここは、東京都新宿区にある「自立生活サポートセンター・もやい」。生活困窮者の支援活動を行うため2001年に設立された認定NPO法人だ。もやいでは、毎週火曜日に生活困窮者のための相談会を開催している -
酸素吸入しつつ公演を… 引退のたかね吹々己語る宝塚トップ時代
2020/05/25 11:00「マスクは今後も旅行者に必要ですから、この秋、開業予定のホテルのお土産物にしようかな」元宝塚歌劇団雪組のトップスター・たかね吹々己(ふぶき)さん(54・前名・高嶺ふぶき)は充実した顔でほほ笑んだ。4月12日、ミュージカル『美しい人』を最後に、舞台を引退したたかねさん。新天地は、山口県の周防大島。なんと、過疎地のホテルの女将(おかみ)さんに転身するという。きっかけの一つは、3月にガンが見つかったこと -
ガン発見で引退のたかね吹々己 宝塚トップからホテルの女将に
2020/05/25 11:00「いま、マスク作りに凝っているんですよ」 そう言いながら、器用に生地を裁断し、ミシンをかける。瞬く間にフェルトのマスクが完成だ。 「4段のひだ付きで、鼻の部分の癖付けには、植木用のビニールタイを使っています。ファンデーションがついても目立たないように、色はベージュ。10種類くらいできています。次は唇の形を書いて、穴を開け、ストローを入れられるようにしようかな」より便利な“手作りマスク”のアイデアが -
コロナで“老舗弁当の味”残せず「木挽町辨松」152年の歴史に幕
2020/05/18 11:00「本日をもちまして閉店させていただくことになりましたが、歌舞伎座の前にこういう弁当屋があったということを、忘れないでいただければ、幸いに存じます」マスクに隠された口元が、口惜しさに歪むことが、これまで幾度あったかわからない。しかし、閉店直後の店頭で、こうあいさつした社長・猪飼信夫さん(67)の表情は、どこか晴れ晴れとしているようにも見えた。4月20日。コロナ禍による緊急事態宣言のもと、静まり返った -
勘三郎さんも愛した辨松が廃業 コロナで消えた“歌舞伎座の味”
2020/05/18 11:004月20日。コロナ禍による緊急事態宣言のもと、ひっそりと静まり返った東京・銀座で、老舗弁当店「木挽町辨松(こびきちょうべんまつ)」は最後の日を迎えていた。社長・猪飼信夫さん(67)は、70代が目前に迫るなか「元気なうちに、店を誰かに譲りたい」と考えていたところだった。昨年夏ごろから、事業譲渡の計画を進め、それも大詰めというタイミングでコロナが重なり、あえなく白紙化。辨松の味とのれんを後世繋げること -
野口五郎デビュー50周年 ステージは“戦友”西城秀樹さんと共に
2020/05/09 06:00真っ暗なステージにスポットライトが当たると、ギターを抱えた歌手・野口五郎(64)の姿が浮かび上がった。野口が特別な思いを寄せる場所、Bunkamuraオーチャードホールで2月22日、『Goro Noguchi 50TH ANNIVERSARY CONCERT TOUR 2020 I can sing here~今ここで歌える奇跡~』が開かれた。今年は、デビュー50年目に突入する大きな節目の年でもあ -
パニック症候群とがん手術乗り越え… 野口五郎語る家族の支え
2020/05/09 06:00真っ暗なステージにスポットライトが当たると、ギターを抱えた歌手・野口五郎(64)の姿が浮かび上がった。野口が特別な思いを寄せる場所、Bunkamuraオーチャードホールで2月22日、『Goro Noguchi 50TH ANNIVERSARY CONCERT TOUR 2020 I can sing here~今ここで歌える奇跡~』が開かれた。今年は、デビュー50年目に突入する大きな節目の年でもあ -
野口五郎明かす苦悩の下積み「歳ごまかしキャバレーで歌を…」
2020/05/09 06:00真っ暗なステージにスポットライトが当たると、ギターを抱えた歌手・野口五郎(64)の姿が浮かび上がった。野口が特別な思いを寄せる場所、Bunkamuraオーチャードホールで2月22日、『Goro Noguchi 50TH ANNIVERSARY CONCERT TOUR 2020 I can sing here~今ここで歌える奇跡~』が開かれた。今年は、デビュー50年目に突入する大きな節目の年でもあ