医療の最新ニュース
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アフリカに「医」を届ける医師 内戦スーダンの村人たちとの交流秘話
2023/06/11 06:00認定NPO法人「ロシナンテス」理事長・川原尚行(57)が生まれたのは、65年9月23日。八幡製鉄所がある北九州市の田舎町に生まれ育った。「中学ではバスケ部だったので、高校では青空の下で行うスポーツをやりたいと思い、ラグビーに出合ったんです。まだ中学卒業したての私にとって、高校3年生の先輩は輝いて見えて“こういう男になりたい”って憧れました」同学年では2人の女子マネージャーも入部。その一人が、妻の佳 -
スーダン内戦から決死の脱出 認定NPO法人「ロシナンテス」理事長・川原尚行(57)
2023/06/11 06:00【前編】アフリカに「医」を届ける医師 内戦スーダンの村人たちとの交流秘話より続く「内戦が落ち着けば、スーダンに戻るつもりです。もっと医療を充実させたいし、今後は農業支援にも力を入れたい。日本との貿易がうまくいけば、地域の経済が回り、自立できます。その仕掛けのため、明日からは東京に行って、駐日スーダン大使に相談するんですよ」と語るのは認定NPO法人「ロシナンテス」理事長・川原尚行(57)だ。スーダン -
千葉、沖縄、埼玉が特に危険…5類移行で直面する発熱外来“激減”リスク
2023/04/13 15:50“(新型コロナの感染状況は)全国的に下げ止まり、増加の地域も多く見られる”4月5日に厚生労働省で行われた専門家会合は、現在の感染状況をこう分析した。東京都などの大都市部では、若者を中心に感染が広がっており、今後感染者が増加する可能性もあるという。そんななか気がかりなのが、新型コロナの「5類」移行だ。政府は5月8日から、新型コロナの感染症法上の位置づけを現在の2類相当から季節性インフルエンザと同じ5 -
いしだ壱成「医療大麻吸引」発言を父・純一も心配…奇行連発のなか目撃したずぶ濡れ通勤姿
2022/06/07 06:00東京都内の大通り。停車したバスから降りてきたのは、いしだ壱成(47)。折から降りだした大雨も気にせず、地下鉄の入口までずぶ濡れになって歩きだした。屋根のある入口に着き、約10分間も携帯電話をいじりながら雨宿りすると、突然思い立ったように改札階へ下りていった。「彼は今、1泊5千円ほどの都内のラブホテルを定宿にしていると聞いています」(いしだの知人)大麻取締法違反(所持)で’01年に逮捕され、表舞台か -
“やぶ患者”チェックリスト「先生におまかせ」タイプの人は要注意!
2021/08/02 11:00「これまで臨床医として20年以上患者さんを診てきたうえで、残念なことに、医者任せの方や自分の病気に関心のない方が少なくないことを知り、そういう人をあえて“やぶ患者”と呼んで、注意喚起を促してみようと思いました」こう話すのは、長野松代総合病院消化器内科部長で医学博士の前川智先生だ。やぶ患者とは前川先生の作った造語だが、そこには患者さんに正しく医療を活用してほしいという思いが込められている。「糖尿病、 -
「有志の会提言」東京重症者500人試算でも「五輪中止」盛り込まず
2021/07/01 06:00絆や希望……。聞こえはいいが内容のないそんな言葉で、五輪のリスクをごまかそうとする政府。だが、専門家は開催によって、多くの人の命が脅かされることを警告しているーー。〈無観客開催は、会場内の感染拡大リスクが最も低いので、望ましいと考える〉〈観客がいる中で深夜に及ぶ試合が行われていれば、営業時間短縮や夜間の外出自粛等を要請されている市民にとって、「矛盾したメッセージ」となります〉6月18日に、そんな文 -
医療機関から“長生き”の提言「地域の“健康格差”にも目を」
2021/05/13 15:50人生100年時代、できるだけ最期まで健康な状態を維持しながら生きたいと誰もが願っている。「日本人の平均寿命は延び続けていますが、自立した生活が送れる“健康寿命”との間には隔たりがあるのが現状です。がんや心疾患、脳卒中、糖尿病には共通の要因があるので、長生きするためにまず心がけるべきことをまとめました」そう語るのは、国立がん研究センター 社会と健康研究センター 予防研究部の井上真奈美部長。今年2月、 -
治療中止で殺人罪に…須田セツ子医師語る「ALS女性嘱託殺人」
2020/08/21 11:00《医師は長くて1年、突然急に悪くなることもあると言うからそれに期待するしかない 確実に苦しくなってる 早く早く、、して》ブログやSNSを通じて悲痛な叫びをあげ続けていた、難病であるALS(筋萎縮性側索硬化症)の女性患者(当時51)が、医師によって殺害された。7月23日に嘱託殺人容疑で逮捕されたのは、呼吸器内科医の大久保愉一容疑者(42)と、泌尿器科医の山本直樹容疑者(43)。2人は死を望んでいた被 -
判決確定から10年…川崎協同病院事件の医師が見た終末医療の今
2020/08/21 11:00難病に苦しむ患者たちに、医療関係者に、大きな衝撃を与えた2人の医師によるALS女性への嘱託殺人事件。逮捕、起訴された2人をかばう声も少なくない。はたして過去に延命治療の中止によって殺人罪に問われたことのある女性医師は今回の事件をどうみたのか。本人に思いを聞いたーー。《医師は長くて1年、突然急に悪くなることもあると言うからそれに期待するしかない 確実に苦しくなってる 早く早く、、して》ブログやSNS -
ALS患者嘱託殺人 被害女性の“後悔”にどう応えるべきか
2020/08/21 11:00《医師は長くて1年、突然急に悪くなることもあると言うからそれに期待するしかない 確実に苦しくなってる 早く早く、、して》ブログやSNSを通じて悲痛な叫びをあげ続けていた、難病であるALS(筋萎縮性側索硬化症)の女性患者(当時51)が、医師によって殺害された。7月23日に嘱託殺人容疑で逮捕されたのは、呼吸器内科医の大久保愉一容疑者(42)と、泌尿器科医の山本直樹容疑者(43)。2人は死を望んでいた被 -
三浦春馬さんが支えた子供達…ラオス小児病院から涙の感謝状
2020/08/06 11:00《春馬さんには、これまでAct Against AIDS「THE VARIETY」の活動を通じてラオ・フレンズ小児病院へは3度の視察にお越しいただき、現地の子供たちの状況を知っていただく機会がありました。その時に見た「何ができるのか」「何をすればいいのか」と考えてくださっている真剣な横顔や、村の子供たちへのキラキラとした優しい笑顔は、これまでも、そしてこれからも、ラオスの全ての子ども達が健康になっ -
遠隔診療で広がる新型終末医療「最期の瞬間を故郷の家族と」
2020/07/04 11:00新型コロナの影響で、「遠隔診療」という言葉が広く認知された。この遠隔診療を使って、新しい終末医療に挑む医師がいる。東京都葛飾区、金町駅前脳神経内科の内野勝行院長(37)だ。この試みによって、患者は残された時間を病院に縛り付けられることなく、”最後の望み”を叶えられるようになるのだという。内野医師の求める終末医療にはマンパワーがいる。そこでタッグを組むのが、「かなえるナース」という看護師の付き添いサ -
がん治療の専門医「標準治療こそ最善、トンデモ療法に注意」
2020/07/01 15:50「標準治療を敬遠する人は多い。しかし標準治療こそ最善のがん療法なのです」。がん治療の権威はそう語る。まったくアテにならない治療に飛びつく前に、ご一読をーー。「免疫細胞療法やビタミンC療法といった自由診療での療法、そして健康食品やサプリメントによる民間療法……。これらの療法には、がんを縮小させたり延命効果を示したりする効果はありません。ところが日本では、医師さえも、民間療法や自由診療を“効果抜群”と -
「“免疫力でがん治す”はトンデモ療法」抗がん剤治療の権威語る
2020/07/01 15:50「免疫細胞療法やビタミンC療法といった自由診療での療法、そして健康食品やサプリメントによる民間療法……。これらの療法には、がんを縮小させたり延命効果を示したりする効果はありません。ところが日本では、医師さえも、民間療法や自由診療を“効果抜群”とうたっている人がいるのです。そのような“トンデモ療法”を選択してしまい、適切な治療のタイミングを逃す患者さんが後を絶ちません」そう語るのは、日本医科大学武蔵 -
スガシカオ 医療従事者へ歌でエール…豪華コラボで感謝の声続々
2020/04/29 23:01シンガーソングライターのスガシカオ(53)が4月29日、医療を支える人々へ向けた新曲『あなたへ』をYouTubeで公開。新型コロナウイルス感染拡大の収束が見えないなか、最前線で働く人々を勇気づけている。同日21時にインスタグラムでライブ配信も行ったスガは、作曲に至った経緯を語った。きっかけは放送作家・高須光聖氏(56)の「だれか医療従事者を励まし、鼓舞する歌を作ってくれないかな?」というSNSでの -
糸井重里 スポーツ観戦の代替に医療保育現場を?投稿に非難が
2020/04/27 21:30コピーライターの糸井重里(71)が4月26日、スポーツ観戦の面白さや感動を引き合いに出し「医療現場などで働いている人たちのことをもっと伝えてほしい」と自身のエッセイでつづった。ネットではその考えを疑問視する声が上がっている。糸井は、自身の主宰するウェブサイト『ほぼ日刊イトイ新聞』内コーナー「今日のダーリン」で「スポーツというスポーツが中止になっていて」「大きななにかが欠けてしまったような気持ちでい -
“医療崩壊現場”看護師の悲鳴「夜間は2人、1日17時間労働」
2020/04/23 15:50首都圏では、感染症指定ではない病院も患者を受け入れ始めた。しかし、防護服や機材は足りずスタッフも不足している。破綻に直面する現場を看護師がレポートーー。「4月初旬から、うちの病院で新型コロナウイルスの中等症患者を受け入れています。現在、6人が入院中で20人まで受け入れる態勢を作っていますが、防護服もマスクも数週間分しかない。まるで、竹やりで戦争に挑んでいくようなものですよ。これじゃ、患者の命を救え -
コロナ患者受け入れ病院の職員が惨状告白「大量の看護師が退職」
2020/04/23 15:50「4月初旬から、うちの病院で新型コロナウイルスの中等症患者を受け入れています。現在、6人が入院中で20人まで受け入れる態勢を作っていますが、防護服もマスクも数週間分しかない。まるで、竹やりで戦争に挑んでいくようなものですよ。これじゃ、患者の命を救えないどころか、私たちも感染して命を落としかねません」そう訴えるのは、千葉県内の総合病院で働く看護師のAさん(40代)。中等症とは、4リットル以内の酸素吸 -
ジャニーズ事務所が医療機関支援へ!マスク50万枚など提供
2020/04/18 04:004月18日、ジャニーズ事務所はSmile Up! Projectとして新型コロナウイルス感染拡大に対する支援活動を行っていくと発表した。まずは日々最前線で治療にあたる医療機関に向けて、不足している防護服33,000着と医療用マスク計500,000枚を調達・提供するという。西日本豪雨が発生した18年7月、ジャニーズグループとして社会貢献活動を行っていくべく立ちあげられたSmile Up! Proje -
医療崩壊は大都市から地方へ 未曾有の崩壊連鎖を止めるには
2020/04/16 11:00新型コロナウイルスの止まらぬ感染拡大によって、日本でも懸念される医療崩壊。これは緊急事態宣言が出された大都市だけの問題ではない。北海道の感染症指定病院の一つ、市立旭川病院血液内科診療部長の柿木康孝医師は東京での感染者急増に警戒を強めているという。「北海道ではまだ医療崩壊するまでには至っていませんが、東京のような事態が1カ月ほどの時間差で地方にも波及してくるのではと、警戒感が高まっています。このまま -
子供の保育所から通園拒否…コロナ最前線医療スタッフの苦悩
2020/04/16 06:00日本で緊急事態宣言が発令されてから1週間。しかし新型コロナウイルスの感染者数が減少する兆しは未だ見えず、医療体制が限界を迎える“医療崩壊”の懸念も日に日に高まっている。これにより本来だったら病気が治ったり見つかったりする手術や検査が手薄に。慢性疾患をかかえる患者にとっては厳しい現状が続くというのだ――。医療従事者の蓄積した疲労やストレスは頂点に達しているようだ。「医療現場でとくに疲弊しているのは指 -
感染予防ガウン代用に雨ガッパ 病院での医療物資不足が深刻化
2020/04/15 15:50新型コロナウイルスから医療従事者を護る医療用マスクや防護服。しかし、これらの医療物資の不足が“院内クラスター”を招く要因になっていることが指摘されている。都内の感染症指定病院に勤務する内科医はこう話す。「マスクやガウンが本当に足りません。とくにマスクは、数こそありますが、職員一人ひとりにフィットするものでなければ感染を防げません。ですから、患者と接する際には使えないものばかり。東京都から補充はあり -
「陽性反応強いけど退院を…」感染者が明かす深刻な病床不足
2020/04/15 11:00「追跡調査ができない感染経路不明の感染者が急増している現状は、明らかに一段階上がったことを意味しており、このままでは新型コロナウイルスの爆発的な感染拡大の可能性も。それは、イタリアのように医療崩壊をいつ起こしてもおかしくはないのです」そう語るのは、『新型コロナウイルスの真実』(KKベスト新書)の著書がある神戸大学病院感染症内科教授の岩田健太郎医師。今月7日に緊急事態宣言が7都府県に発令されたが、新 -
スリッパ、古いポスター…医師が教える“ヤブ医者”の特徴
2019/11/22 06:00「私はこれまで医学部時代から十数年、医療の世界に身を置いていますが、適切な診療能力や治療能力を持たない“ヤブ医者”が多いことに心を痛めてきました。現役の医者の約3割がヤブ医者と言っても過言ではないのです」そう啓発するのは、関節リウマチと膠原病を専門とする内科医の金子俊之先生。あるとき、金子先生が特に危機感を抱いた出来事があったという。詳細はこうだ。関節リウマチで手足がパンパンに腫れた30代半ばの女 -
医療的ケア生徒の修学旅行、付き添い全額自己負担 特支学級は補助なし
2019/10/21 13:45「障がいのある息子が修学旅行に行くには付き添いが必要だと言われましたが、その費用は全額保護者負担です。かなり高額になります。これでは障がいのある生徒は修学旅行に行くことができません」。人工呼吸器を使用しながら那覇市立小禄中学校に通っている湯地駿羽(ゆじはやと)さん(14)の母三代子さん(44)が取材班に意見を寄せた。取材を進めると、障がいのある子もない子も共に学ぶ「インクルーシブ教育」が進められる