医療の最新ニュース
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小林麻央さん通ったクリニックが「無届け医療」で業務停止命令
2017/07/04 00:006月22日に逝去した小林麻央さん(享年34)。その壮絶な死から約1週間後の6月28日、驚きのニュースが飛び込んできた。他人のさい帯血を投与する医療を無届けで行ったとして、全国11のクリニックに業務停止命令が下った。そのうちの1施設が、麻央さんの昨年から何度も通っていたAクリニックだったのだ。「11カ所の民間クリニックではがん治療などの目的で、妊婦さんのへその緒の中にある血液、いわゆるさい帯血を投与 -
街中に巡回保健室 川崎・中原で医師ら窓口 支える医療へ「気軽に相談」
2017/05/23 14:00(写真・神奈川新聞社)街中で気軽に医療相談-。川崎市立井田病院に勤める医師らが、患者や家族にとって身近な窓口となる「暮らしの保健室」を同市中原区でスタートさせた。無料相談に加え、病院との橋渡しや医療コーディネートなども行い、地域包括ケアシステムの一端を担う役割が期待されている。運営する一般社団法人「プラスケア」の西智弘代表理事(37)は「患者らが安心して生きていくお手伝いができれば」と意欲を見せる -
小林麻央 懸命のがん闘病を支える“万全医療チーム”の献身
2017/05/09 00:00「麻央さんは入院先の女性主治医に支えられて、治療に前向きに取り組んでいるようです」(医療関係者)自宅で療養していた小林麻央(34)が、都内の有名大学病院に再入院したのは4月22日のこと。当日のことをブログに《家で回復させたかったのですが、今は、自分の力では難しいので、医療の恩恵を受けて、元気になりたいと思います》とつづった。麻央が回復を託した主治医については、“がんの陰に隠れないで”と麻央のブログ -
がん保険に入る前に知っておきたい“先進医療特約”という選択
2017/03/22 12:00もしもがんになってしまったら、もしも夫がいま突然死んでしまったら……。年をとるたびに不安は増えるいっぽう。その“もしも”のときに金銭面で助けとなってくれるのが「保険」だが、あまりにもお金をかけて家計を圧迫していませんか?そんな人は、加入している保険を見直して、保険料のスリム化をはかろう。「定期保険同様、生保の定番は医療保険。でも、医療費に関しては、公的保険で大部分がカバーできるので、病気になるリス -
中年以降は負担額増も…「実費型医療保険」の長所と短所
2017/03/20 17:00最近、テレビCMなどで「実費型医療保険」という言葉を耳にする機会が増えた。実費型医療保険は「実際にかかった医療費」を保障する保険。保険料は安く、合理的に見えるが、本当に安心でお得な商品なのだろうか?そこで、実費型医療保険のメリットとデメリットについて、代表的な実費型医療保険であるソニー損保の「Zippi(ジッピ)」を例に、経済ジャーナリストの荻原博子さんが解説してくれた。【1】入院治療費の3割を保 -
1安打で1万円、計797万円に 巨人・村田選手、子ども医療センター寄付
2016/12/22 14:00(写真・神奈川新聞社)黒岩祐治知事は21日、県立子ども医療センター(横浜市南区)に2008年から寄付活動を行っているプロ野球・巨人の村田修一選手に感謝状を贈った。2006年、712グラムで生まれた村田選手の長男は、同センター新生児集中治療室(NICU)に入院して一命をとりとめた。村田選手はこれを機に同じような境遇の子どもたちの医療を支援しようと、08年から「ささえるん打基金」としてシーズン1安打に -
医療保険は5倍に…高齢者&専業主婦を襲う「負担増リスト」
2016/12/15 12:00「'16年もあと半月余り。今年はマイナンバーの運用や、電力の小売り自由化などが始まりました。10月には年収106万円以上のパート労働者は、勤め先の従業員数が501人以上などの条件を満たすと、社会保険の加入が義務化されました。保険料負担が増えた方もいるでしょう。また、秋ごろからの野菜の高騰もあり、家計費を表す『消費支出』は1年2カ月連続で前年同月比マイナスと、冷え込みが続いた年でした('16年10月 -
「もう生きていけない!」70歳以上医療費“自己負担増”に怒り
2016/12/08 12:00「年金生活者の私たちにとっては“野垂れ死ねばいい”と言われているようなもの。もうすぐ70歳になる妻は片頭痛と腰痛を抱え、毎月の医療費は6万円ほど。このままでは、医者にかかることさえ難しくなるでしょう」(72・年金受給者の男性)11月30日、厚生労働省が検討している医療費抑制のための“見直し案”が示された。70歳以上の高齢者への負担増を求めるメニューがずらりと並んだこの見直し案について、ファイナンシ -
医療・福祉の人材 移住を 久米島、対象絞り体験ツアー
2016/11/18 12:00久米島病院でインターンシップを行った移住体験モニターツアーの参加者=11日、久米島病院(写真・琉球新報社)【久米島】久米島町で医療・福祉分野で働きたい人を対象とした移住体験モニターツアーが10日から3日間、町内で行われた。関東と関西から3組6人が参加。11日には県立久米島病院となでしこ第二保育園でインターンシップを行い、島で実際に働くイメージを膨らませた。同ツアーは県が2015年度から行っている移 -
行き場ない患者が急増も…医療・介護に忍び寄る「2025年問題」
2016/11/02 12:00「地方の公立病院の危機ばかりがクローズアップされているため“東京では医師や病院が多いので安心”と楽観視する首都圏の人も多いはずです。しかし、団塊世代がすべて後期高齢者となる2025年から、首都圏では医療・介護危機が始まることが予想されます」そう警鐘を鳴らすのは、「医療ガバナンス研究所」理事長で医師の上昌広さんだ。「あまり知られていませんが、現在でも首都圏(東京・神奈川・埼玉・千葉)の10万人あたり -
高樹沙耶逮捕で話題の医療用大麻、医学界でも解禁に賛否両論
2016/11/02 06:00高樹沙耶容疑者の逮捕で多くの人が耳にした“医療用大麻”という言葉。彼女が解禁を訴えていたものだが、いったい何なのだろうか。「新板橋クリニック」の清水公一院長はこう語る。「実は、医療用大麻というものは日本に存在しません。似たような言葉に“医療用麻薬”というものがありますが、これは科学的根拠に基づいて緩和医療などで用いられるもの。医療用大麻はWHOでもエビデンスがないといわれており、まったくの別物です -
「医療崩壊」が止まらない…公立病院のうち95%が実質赤字!
2016/11/02 06:00これまで地域の医療を支え続けてきた各自治体の公立病院。だが、その経営は多額の税金が投入されて成り立っている。税金が投入されなかったら、その収支はどうなるのか−−。かつては“全体の70%が赤字”と危惧されていた自治体病院。だが今年3月、総務省が発表した「公立病院経営改革事例集」では、’14年度には赤字病院が55.2%にまで減少していると記されている。この数字について、ウェブサイト「病院情報局」を運営 -
医療的ケア児、災害時にどう避難? 親たちの不安
2016/09/01 18:00医療的ケアの子は通院のため外出するのも大変(写真・琉球新報社)9月1日は「防災の日」。障がい者や高齢者などは大規模災害時の避難に支援が必要だが、障がいが重い人ほど、避難が難しい現状と制度の周知不足があり、当事者家族たちは不安を抱えている。避難所や経路の確認、医療器具に必要な電源の確保、避難所の衛生面など、不意に襲う地震などの災害にどう備えるか。「対策を練ることで守れる命」。安心して暮らせるよう、当 -
マイナス金利時代「ゴージャス医療保険」「公的年金」の過信に注意
2016/07/01 06:002月16日にスタートしたマイナス金利政策。すでに4カ月が過ぎたが一向に景気がよくなる気配はない。そろそろアベノミクスへの「期待」は捨てて「防衛」を考えるべきときなのかもしれない。では、私たちのお金はどのように守っていけばいいのか。生活経済ジャーナリストの柏木理佳さんと、ファイナンシャルプランナーの風呂内あやさんに、今後のマイナス金利時代を生き抜く保険・年金についての「鉄則」を伝授してもらった。■ゴ -
医療現場でも…結婚したくない若い医師が増えている理由
2016/06/16 06:00「“コスパが悪い”−−。これは『クリエイティブジャパン』が1,000人に行った『結婚に関するアンケート』で未婚者の『結婚したいとは思わない理由』の回答です。私たちの医療の現場でも、似たようなことが起きています。若い医師や看護師たちが、結婚に対して淡白に捉えている人が増えているような気がします』そう語るのは、順天堂大学医学部教授で自律神経研究の第一人者・小林弘幸先生。このアンケートでは「将来、結婚し -
引っ越し前は要チェック 活用したい「子供の医療費補助」
2016/05/03 06:00「もうすぐこどもの日です。子どもたちの健やかな成長を願っていますが、日常的な病気やケガは避けられません。そんなとき、頼りになるのが自治体による子どもの医療費補助です。経済的負担が少なく病院を受診できる制度ですが、実は、自治体による格差があることをご存じですか」そう語るのは経済ジャーナリストの荻原博子さん。子どもの医療費補助はそれぞれの自治体が独自で行う施策だが、今では、全国すべての自治体が実施して -
危険な不妊治療正したい…「精子医療」の第一人者の闘い
2015/11/09 06:00「現在、不妊治療で広く普及している顕微授精は、極力避け、できるだけ自然に近い授精にもっていく。それが私の不妊治療の主軸です。そのために“精子選別”を行い、高精度な精子精密検査による“精子機能解析”をしたうえで、患者さま夫婦それぞれに合ったART(生殖補助医療技術)を選択しております」ゆったりとした口調で、黒田優佳子先生(53)は話し始めた。身長155センチと小柄だが、豊かな黒髪をふわりとカールさせ -
老後の病気が心配…民間の医療保険は入るべきか否か
2015/04/10 09:00リタイヤ後の生活設計、「50代になったらしっかりプランを立てて準備すべき」と言うのは、お金に関する講演・相談などで活躍する、ファイナンシャルプランナーの畠中雅子さん。民間の医療保険には入るべきなのか、教えてもらった。「預貯金があれば、医療保険はなくてもいいという考え方もありますが、保険料を受け取った方は、みなさん加入しておいてよかったと安堵されます。逆に保険に入っていなかった方は後悔しています。ま -
ホワイトニング、歯列矯正、口腔内不定愁訴…歯科の先進医療事情
2015/02/05 06:00「歯の大切さが国民の間に浸透し、予防歯科が充実。そんななかで、歯の白さを求める患者さんや、子供への負担の少ない矯正治療、また難治性の口内炎、舌痛症、口腔乾燥症、口腔内不定愁訴、歯周病に対して新しい治療法が広がっています」こう話すのは、歯科の先進医療にくわしい昭和大学名誉教授の芝あきひこ先生。いま、そんな芝先生が着目しているのが、ここで紹介する最新治療。芝先生が注目点を解説してくれた。【1】オゾンジ -
最新歯科医療“オゾンジェルを用いたホワイトニング”って?
2015/02/05 06:00「従来、いちばん効果があるとしてホワイトニングに使われているのが、この高濃度の過酸化水素水です。もし歯茎に少しでも付着したら、たいへんな刺激になってしまう。もちろん歯のエナメル質や神経もダメージを受けます。この刺激がまったくないのがオゾンジェルなんですよ」取材に訪れた記者の人さし指に神奈川県小田原市「ノアデンタルクリニック」院長の須藤英俊先生(51)は、ほんの一滴、濃度35%の過酸化水素水を湿らせ -
キャスターから医療の道へ アラ50女性の転機レポート
2015/01/26 07:00「妹の具合が日々悪くなっていくなか、療養の環境を向上させたいとの思いだけで医療の道へと進みました。自分の中で頑張れるギリギリの年齢でのスタートでした」同時通訳者からキャスターへ転身、そして伊丹十三監督に抜擢され映画『あげまん』でスクリーンデビューと、華麗なキャリアを重ねてきた石井苗子さん(60)は’97年、聖路加看護大学に学士入学し看護を学ぶ。その後、’02年47歳で東京大学医学系研究科で修士号、 -
“神の手医師”南淵先生語る「医療格差で治療をあきらめないで」
2014/12/05 07:00国民の8人に1人が75歳以上の高齢者である現代の日本。「高齢を理由に適切な手術を拒否されている人、あきらめている人がいるのはおかしいと思いませんか?」。心拍動下(オフポンプ)冠状動脈バイパス手術のスペシャリストとして年間200例以上を執刀する、大崎病院東京ハートセンター長の南淵明宏先生が語ってくれた現実とは……。代々木トシ子さん(92)が心臓に異常を覚えたのは87歳のとき。地元、福岡県大牟田市の病 -
“冤罪体験”乗り越えた医師語る「医療事故問題の実態」
2014/07/12 07:00今年6月、東京女子医大病院で、禁じられていた薬剤を投与された12人の幼い子供たちが死亡していたことが判明した。しかし、死亡事故は今回が初めてではない。13年前、世間を騒がせた「東京女子医大事件」で逮捕され、キャリアを失った医師が、自らの冤罪体験をもとに警鐘を鳴らす。このままでは医療事故が無反省に繰り返されるとーー。「医療事故を明るみに出すことは、一見、正義の味方のように見えますが、医師個人に責任を -
愛犬の命を救うために…より高度な動物医療を受ける方法
2014/05/26 07:00「いま、ペットの世界も人間と同じように高齢動物が増えてきているんです。たとえば犬の統計。10年ほど前まで10%弱を占めていた1歳未満の幼犬の割合が、ここ数年は3%台に。それだけ高齢化が進んだのです」そう語るのは、日本獣医師会の細井戸大成理事。人間同様、高齢化に伴い慢性的な疾患や複雑な病気を抱える犬が増えている。「本来、獣医師とは、あらゆる疾患を診なくてはいけません。ですが、ペットの長寿、高齢化に伴 -
専門家が語る最新医療「太ももを鍛えればボケない」
2014/03/03 07:00「人間の筋肉の6割以上が下半身に集中しています。なかでも、太ももについている大腿筋はもっとも大きな筋肉。太ももには筋肉もしっかりつけたほうが、さらなる健康増進につながるんですよ」こう語るのは、順天堂大学医学部教授の小林弘幸先生。生活習慣病の原因となる内臓脂肪を燃焼するには、基礎代謝量を上げること。それには筋肉をつけることがいちばんで、大きな大腿筋を鍛えることは、代謝アップの近道だという。さらに、太