感染症の最新ニュース
1 ~25件/42件
-
大人の手足口病が急増中!“意外な初期症状”が診断遅れ感染広げる原因に
2024/11/20 06:00「本来、子供の夏風邪として知られる手足口病の感染が、10月になって爆発的に増えました。また、大人への感染も多く、11月になってもそれが続いています」こう話すのは東京都江戸川区のひまわり医院・院長の伊藤大介先生(内科・皮膚科)だ。今秋の手足口病の流行は全国的なもので、感染者は昨年の8倍に増えている。大変な猛威を振るっているのだ。では、なぜここに来て手足口病の発生数が増えたのだろうか。「夏に流行した手 -
ハンドソープ“洗わずに詰め替え”はNG? 敗血症招く場合も…メーカーに聞いた正しいボトルの管理ルール
2024/10/15 15:10だんだん冬に近づくこの季節、感染症対策に欠かせないのがハンドソープだ。容器が空になったら、経済的でゴミも少なく済む「詰め替え品」を活用する人も多い。ただし、この「詰め替え」を誤った方法で行うと、菌が増殖してハンドソープが汚染されてしまう可能性があるという。例えば、使用済みのハンドソープボトルを洗わずに“詰め替え品を継ぎ足し”するのはNG。詰め替え時に「緑膿菌」「セラチア菌」などの菌が混入・繁殖する -
特効薬がなく、10日で死亡する例も…「ダニ媒介感染症」の危険性と対策
2024/09/05 06:00【事例一】宮崎県日南市の70代の女性が、4月上旬に体調不良をうったえ4月6日に市内の医療機関に入院。しかし回復せず、7日に宮崎市保健所管内の医療機関に転院。9日には検査でSFTS(重症熱性血小板減少症候群)の感染が判明したが、その後に死亡した。 この女性は発症前に、庭の手入れを行っており、ダニに噛まれた痕が確認された(4月19日、宮崎日日新聞より抜粋、以下同様)【事例二】北海道函館市の70代の男性 -
GWに感染拡大が懸念される感染症…はしか、破傷風に「致死率30%」の病気まで
2024/04/25 11:00これから行楽や帰省など、家族で旅行に出かけることが多い時期。しかし人の移動が頻繁になると、感染症被害も拡大しやすい。注意すべき12の感染症について、感染しやすさ、危険性を専門医が“評価”した!「致死率30%の人食いバクテリアの感染者が、過去最多となった昨年の同時期に比べても、今年は28倍のペースで増加しています。また、2024年に入り、国内でははしか感染者も確認。さらに宮崎県では百日ぜきの患者が増 -
フィフィ 自身に寄せられた “マスク着用批判”への苦言に共感続々「仰る通り」「するもしないも個人の自由」
2024/04/02 16:30《息子と2人旅!草津温泉名物の湯もみショー》4月1日、Xにこう綴ったのはタレントのフィフィ(48)だ。この日、フィフィは子供とのふたり旅の様子を数回にわたってXに投稿した。《息子と2人旅!草津温泉の湯畑 今日の草津は寒いけど、湯畑の近くはあったかい》と綴ったフィフィは、草津の様子を写真で紹介。別の投稿では《とりあえず温泉卵 #草津温泉》とポストし、温泉卵の写真をアップ。このポストには湯畑の写真とと -
50代未満3割が死に至る! 急増中…人食いバクテリアの恐怖
2024/02/01 11:00「初期症状は咽頭痛や発熱、下痢、嘔吐、筋肉痛など、インフルエンザの症状とよく似ています。しかしその後、急速に菌が全身に広がり、肝臓や腎臓などの多臓器不全に陥り、意識障害、呼吸不全などを引き起こします。感染すると致死率3割とされており、発症から24~48時間で死亡することもある非常に危険な疾患、それが『劇症型溶血性レンサ球菌感染症』です」このように警鐘を鳴らすのは、日本感染症学会専門医で、東京歯科大 -
理研・京大の研究チームが発表―コロナ既感染 累計4千万人全員に心不全のリスク
2024/01/18 15:50新型コロナウイルスの変異株JN.1による感染急増が懸念されるなか、新型コロナの感染で心不全リスクが高まる可能性を示唆した論文が、昨年12月23日(日本時間)に科学雑誌『iScience』オンライン版に掲載された。研究チームの理化学研究所上級研究員で医師の升本英利さんが、解説する。「新型コロナは、多くの人が肺炎を引き起こす病気として捉えていると思いますが、実はほかの臓器にも影響があると考えられていま -
インフル感染が爆増…感染予防に効果的な「ベロブートキャンプ」&しょうが紅茶
2023/11/21 06:00例年よりも早くに流行し始めたインフルエンザ。厚生労働省の発表によれば、今シーズンはすでに感染者数が累計42万人を突破しており、昨年同時期の500倍以上だ。医療現場ではせき止め薬とたん切り薬が不足。7日には、武見敬三厚労相が先月に続き、製薬会社に増産を要請した。「今冬を乗り越えるため、感染予防に力を入れましょう。日本人の80%が口呼吸といわれていますが、簡単な体操で鼻呼吸に切り替えることができ、そう -
愛猫とのスキンシップが不調を引き起こすことも――「猫吸い」に潜む人に危険な感染症リスト
2022/11/16 06:00「猫ちゃんを飼っている人は、やっちゃいますよね。やめられない、止まらないって人も、少なくないようです」獣医師で「ふくふく動物病院」の院長・平松育子さんがこう指摘するのは「猫吸い」。簡単に言うと、猫の体に口や鼻をつけて思いっきり息を吸い込む行為のこと。「日常的にやっている」と思い当たる愛猫家も多いはず。平松さんが言うように、猫愛が強い人ほど「やめられない、止まらない」のが実情だ。でもこの猫吸い、意外 -
サル痘の感染が増加…専門家に聞く“日本上陸”の可能性
2022/06/09 11:00「政府は1日、新型コロナの水際対策緩和を発表。条件付きで入国者の検査と待機を免除し、上限を1日2万人にするなどの大幅緩和が『サル痘』の上陸を許さないか懸念されています」(全国紙記者)この「サル痘」なる耳慣れない病気は、重症化すると天然痘のような発疹が全身に広がる感染症で、6月5日現在で欧州その他の国で780件の感染が確認されている。岸田首相は、参院予算委員会で「情報収集に努めながら監視しつつ、対応 -
特効薬ナシ、致死率は20%…猫・犬からも感染する“恐怖の出血熱”が全国で拡大中!
2022/06/06 11:00「衰弱したネコを保護しようとして手をかまれた50代の女性が重症熱性血小板減少症候群(SFTS)を発症して亡くなり、ネコからヒトへ感染する可能性が考えられるようになりました」そう話すのは宮崎大学の岡林環樹教授。SFTSウイルスは、もとはマダニからヒトへ、またはマダニから動物へ感染すると考えられていたが、ペットを介してヒトへ感染する事例が出始めたのだ。国立感染症研究所によると、’17年以降、ウイルス性 -
熱中症リスク、子供への影響…感染症専門医語る「7月にマスクを外すべき理由」
2022/05/19 06:00コロナ禍で迎える3度目の夏を前に、政府内でもにわかに浮上した“マスクを外すべきか否か”の議論。専門医は「今こそ外す決断をする時機にきている」と強く主張するーー。「人との距離が2メートル以上確保できている場合には、マスクを外すことを推奨している」“首相の女房役”の松野博一官房長官は、5月12日の記者会見でこのように語った。そのいっぽう、岸田文雄首相は「今の段階でマスクの着用緩和は現実的ではない」と、 -
ウイルス専門家「長期的に見ればウイルスは“弱毒化”していく」
2021/01/12 06:00海外でワクチン接種開始という明るい話題の直後に報じられた、コロナ変異種の出現というニュースに愕然としている人も多いだろう。専門家に実際の危険性を聞いたーー。昨年12月に、イギリスで見つかり、世界中を震撼させた新型コロナウイルスの変異種。従来種よりも最大1.7倍の感染力があり、ロンドンでは厳格なロックダウンに踏み切ったにもかかわらず、またたくまに感染は各国に拡大した。「変異種と聞くと、悪魔がパワーア -
専門家が解説「新型コロナウイルスは常に変異し続けている」
2021/01/12 06:00昨年12月に、イギリスで見つかり、世界中を震撼させた新型コロナウイルスの変異種。従来種よりも最大1.7倍の感染力があり、ロンドンでは厳格なロックダウンに踏み切ったにもかかわらず、またたくまに感染は各国に拡大した。新型コロナウイルスが姿形を変えて、人や経済を窮地に陥れる。“恐怖のウイルス”をイメージした人も少なくないが……。「変異種と聞くと、悪魔がパワーアップしたような印象を持つ人が多いのですが、ウ -
コロナ死亡率は5分の1に…医師語る「治療選択肢が増えた」
2020/12/03 15:50かねて予想されていた感染者数の増大が現実のものとなり、「第3波の襲来!」と連日の報道が激化している。私たちは不安をあおられるばかりだが、第1波、第2波をへた今、その経験をもとに医療の現場も進化しているーー。「じつは第1波のころと比べると、死亡率は5分の1程度に低下しています。個々の症例によって一概には言えませんが、数字だけを見れば5人のうち4人、今なら助けられた命があるかもしれないということです」 -
新型コロナ「対策をしてこの死者数…インフルと比べられない」
2020/12/03 15:50「じつは第1波のころと比べると、死亡率は5分の1程度に低下しています。個々の症例によって一概には言えませんが、数字だけを見れば5人のうち4人、今なら助けられた命があるかもしれないということです」こう語るのは、日本感染症学会専門医で、東京歯科大学市川総合病院の寺嶋毅教授だ。現在、“第3波”の襲来ともいうべき、新型コロナウイルスの全国的な感染が急速に広がっている。10月末以降、東京をはじめ、大阪、北海 -
旅行先では豆腐を!江戸時代『養生訓』から伝わる栄養の教え
2020/10/14 06:00「みなさんは江戸時代の儒学者・貝原益軒(1630〜1714)の『養生訓』をご存じでしょうか? 私は新型コロナウイルスに打ち克つ多くのヒントが、ここに書かれていると思っています」そう話すのは、『「養生訓」病気にならない98の習慣』(日本経済新聞出版)の著者で、南越谷健身会クリニック院長の周東寛先生。どうして、現代の新型コロナウイルス対策に、江戸時代の健康法が効果的なのか? 西洋医学と東洋医学の両方を -
江戸時代『養生訓』に学ぶ「感染予防の習慣」トイレ我慢はNG
2020/10/14 06:002020年、世界中で猛威を振るう新型コロナウイルスを撃退する方法が、約300年前の儒学者・貝原益軒の健康指南書『養生訓』に記されているという。その驚きの内容とはーー。「みなさんは江戸時代の儒学者・貝原益軒(1630〜1714)の『養生訓』をご存じでしょうか? 私は新型コロナウイルスに打ち克つ多くのヒントが、ここに書かれていると思っています」そう話すのは、『「養生訓」病気にならない98の習慣』(日本 -
コロナ対策で正しい感染対策は?鼻うがいは「する必要なし」
2020/05/21 11:00「新型コロナウイルスの蔓延リスク下で、多くの人がストレスにさらされています。不必要な精神的摩擦を避けるためにも、正しい知識を持つことが大切です」感染症の専門家で内科医の南毛利内科院長・内山順造先生はこう指摘する。「新型コロナウイルスについてわかっていないこともまだ多くありますが、明確なことは、感染源の一つが飛沫やエアロゾルであることです。これはマスクをすることで、ある程度防ぐことができます。さらに -
内科医がコロナ対策の質問に答える「ドアノブ消毒必要なし」
2020/05/21 11:00「新型コロナウイルスの蔓延リスク下で、多くの人がストレスにさらされています。不必要な精神的摩擦を避けるためにも、正しい知識を持つことが大切です」感染症の専門家で内科医の南毛利内科院長・内山順造先生はこう指摘する。「新型コロナウイルスについてわかっていないこともまだ多くありますが、明確なことは、感染源の一つが飛沫やエアロゾルであることです。これはマスクをすることで、ある程度防ぐことができます。さらに -
水際対策にクルーズ船…失敗繰り返す政府は今こそ全員検査を
2020/02/24 17:45「日本にウイルスを上陸させない“水際対策”は早い段階で、破綻していた」そう指摘するのは、医療ガバナンス研究所の理事長で内科医の上昌広先生。新型コロナウイルスの存在が発覚した当初、空港では熱を感知するサーモグラフィという装置を使って感染の可能性がある人を見極めようとしていた。だが、最初に国内で感染が確認された中国人男性は1月6日に入国したとき、解熱剤を服用していたため、空港の検疫をパスしたのだ。「東 -
新型肺炎「万単位の感染者が街を歩いている可能性も」と医師
2020/02/24 17:38「すでに日本には、症状が出ていなかったり、風邪と誤認したりしている新型コロナウイルスの感染者が相当数いるとみられています。都心部では満員電車や雑踏を通じて、感染が爆発的に広がっている可能性が高い。日本で感染者が100万人を超えることもありえます」こう警鐘を鳴らすのは、医療ガバナンス研究所の理事長で内科医の上昌広先生。感染者100万人超は“現実的な”数字だという。「新型コロナウイルスの感染力は、イン -
新型コロナウイルスもたらす経済への打撃“春闘”にも影響か
2020/02/13 06:00「(新型コロナウイルスの拡大について)日本だけでなく、世界経済全体への影響が懸念されている」日銀の黒田東彦総裁は、2月4日に開かれた衆議院予算委員会で、そう語った。’03年に感染が広がったSARSのときと比較できないほど中国市場は拡大しているため、その損失は計り知れないという。では、私たちの家計にはどのような影響をもたらすのか。第一生命経済研究所・首席エコノミストの永濱利廣さんが解説する。■大打撃 -
百日咳や風疹のワクチンは打ち直し推奨…米国は大人も保険適用
2020/02/06 11:00「風疹や百日咳は子どもの病気だと思っていませんか。実は大人もかかるんです。原因は小さいころに打ったワクチンの効果が薄れることにあります」こう話すのは、医療ガバナンス研究所の理事長で内科医の上昌広さん。小学生のころ、はんこ注射などの予防接種を受けた覚えのある人は多いだろう。でも、大人になってもう一度接種した人は少ないのではないだろうか。「平均寿命がまだ短かった昭和の時代なら、子どものときだけでよかっ -
感染症防ぐ“大人の予防接種”…幼少時の注射効果は薄れるおそれ
2020/02/06 11:00年齢を重ねるごとに減る抗体。風疹は2年から12年で予防接種の効果が下がるそう。子どものころに受けたからといって油断してると、思わぬ感染症にかかるかもしれないーー。「風疹や百日咳は子どもの病気だと思っていませんか。実は大人もかかるんです。原因は小さいころに打ったワクチンの効果が薄れることにあります」こう話すのは、医療ガバナンス研究所の理事長で内科医の上昌広さん。小学生のころ、はんこ注射などの予防接種