治療薬の最新ニュース
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“保険のプロ”がおすすめ!いま入る認知症保険、押さえるべき3つのポイントは
2023/09/29 15:50「9月25日に厚労省が認知症の進行を遅らせる効果のある国内初のアルツハイマー病治療薬『レカネマブ』(エーザイと米バイオジェンの共同開発)を正式に承認し年内にも日本の医療現場で使えるようになる見込みだと報じられました。このように認知症を取り巻く環境は刻々と変化しており、認知症保険の選び方もそれに応じて変わってくると思います」こう話すのは「NEWよい保険・悪い保険2023年版」(徳間書店)の共同監修な -
厚労省が重大副作用として追記指示!コロナ治療薬ゾコーバでアナフィラキシーに
2023/08/03 06:005月以降、新型コロナウイルスの感染者数が全国的にじわじわと増加。沖縄県では6月下旬から感染者数が急増し、医療がひっ迫した。日本医師会も流行の第9波が始まったとの見方を示している。そんななか、厚労省は塩野義製薬が開発した新型コロナウイルス治療薬の「ゾコーバ」にも、重大な副作用としてアナフィラキシーが追加されることを発表した。アナフィラキシーとは、全身に起こる重いアレルギー症状で、激しい咳や呼吸困難に -
エーザイの認知症治療薬“画期的な薬効”と、これからの“課題”とは
2023/01/26 11:00「がんなどの重篤な疾患に対する画期的な治療薬が次々と開発されていくなか、複数の製薬会社が30年以上にわたって認知症治療薬の開発に臨んできましたが、なかなか承認に至りませんでした。そのため、アルツハイマー型認知症の治療薬に承認が下りたのはとても画期的なことといえます」こう話すのは、東京大学大学院教授で、日本認知症学会理事長の岩坪威先生。エーザイと米国のバイオジェンが共同開発した「レカネマブ(商品名レ -
アルツハイマー研究の第一人者語る「論文捏造問題と治療薬開発の最前線」
2022/08/04 15:50国内に700万人ほどいる認知症患者のうち、約7割がアルツハイマー型だと推定されている。アルツハイマー型認知症は、脳の神経細胞が減っていくことで、脳が萎縮し、認知機能が衰えていく疾患だ。患者の脳にはアミロイドβとよばれるタンパク質が蓄積することが確認されている。アミロイドβは健康な人の脳内にも存在していて、体内の酵素の働きによって分解され排出されている。だが、何らかの理由で正常な分解がされなくなると -
「アルツハイマーの原因はアミロイドβ」根拠論文が捏造だった
2022/08/04 15:50<認知症の治療薬の開発のため、さまざまな国や企業が投資してきた数千億円もの研究費と、16年の歳月が無駄になってしまうかもしれない>いま、医学会にこんな動揺が広がっている。きっかけは、7月22日に、米国の科学誌『サイエンス』にある記事が掲載されたことだ。医療ガバナンス研究所理事長で、内科医の上昌広さんがこう解説する。「2006年に米国で発表されたアルツハイマー型認知症についての重要な論文が捏造ではな -
広がる認知症予防薬への夢 東大研究チームが解明「脳のゴミ除去の仕組み」
2022/05/13 11:00「“脳のゴミ”を除去するメカニズムがわかってきたことで、認知症の治療法の開発につながる可能性が出てきました」こう語るのは、東京大学大学院医学系研究科の山田薫助教(脳神経医学)。今もって根本的な治療薬がない認知症は、’25年には65歳以上の5人に1人がなるといわれている。とりわけ認知症の6割以上を占める「アルツハイマー型」は、異常タンパク質「アミロイドβ」の脳内への蓄積が引き金となって、神経細胞の中 -
治療薬をもらえる人は限定的?流行はいつまで続く?医師が回答最新Q&A後編
2022/01/20 06:00急速に広がるオミクロン株。軽症の人が多いとはいうが、実際の危険性はどれほどで、どう対処すればよいのか? 高知総合リハビリテーション病院院長で感染制御ドクターの小川恭弘先生と埼玉医科大学総合医療センター・総合診療内科・感染症科教授の岡秀昭先生に、最新の知見を教えてもらった。(オミクロン株の症状や、対策についてのQ&Aは前編を参照ください)【Q1】風邪かコロナか曖昧なときはどうすればよい?コロナ禍では -
特徴は?実用化めどは?開発進む「コロナ治療薬&ワクチン13選」
2021/10/14 15:50注射や点滴を用いずに投与できる飲み薬の登場は、新型コロナウイルスとの闘いにおいて心強い味方になりうる。そんな“武器”の開発が、急ピッチで進められているーー。《米国メルク社が開発中の経口薬で、重症化リスク50%低下。国内でも年内供給開始へ》深刻だった第5波の拡大もいったんの収束をみせるなか、新型コロナウイルスの治療薬のニュースを目にして“コロナ前の日常”へ近づくことに期待を寄せる声も少なくない。開発 -
自宅で使えて重症化予防…「コロナ飲み薬」がもたらすメリット
2021/10/14 15:50東京や大阪など19都道府県に出されていた緊急事態宣言が全面解除され、街や観光地ににぎわいが戻ってきた。東京都は、10月7日に新型コロナウイルスの医療提供体制の警戒レベルを最高度から2番目のレベルに引き下げた。これはじつに10カ月ぶりのこと。深刻だった第5波の拡大もいったんの収束をみせるなか、さらにーー。《米国メルク社が開発中の経口薬で、重症化リスク50%低下。国内でも年内供給開始へ》そんな新型コロ -
スギとヒノキは昨年の1.8倍…花粉の“飛散量増”に警戒を
2021/02/17 11:00年明けからしばらく寒い日が続いたものの、寒さが緩む日もあり、そこでスギ花粉が一気に飛ぶ。スギとヒノキの花粉の量は昨年の1.8倍に上り、このうち症状が顕著に出る目安になる、花粉の飛散量が多い日は平均30日になる見通し。「テレワークが奨励され外出する機会が減ったので、花粉症の症状は例年より出ないのでは? と思う人も多いでしょうが、意外な盲点があります。換気のために窓を開けますが、その際に花粉が室内に入 -
「アデュカヌマブ」で救えるか、医師語る「認知症治療の展望」
2020/07/14 15:50「米国の製薬大手・バイオジェン社が、7月8日、早期のアルツハイマー病治療薬『アデュカヌマブ』のFDA(米食品医薬品局)への承認申請を完了した、と発表しました。もし承認となれば、認知症薬としては約10年ぶりの新薬。日本でも治療薬として承認されるのでは、という見方が強まっています」こう語るのは、老化や疫学研究に従事したハーバード大学元研究員で、ボストン在住の内科医・大西睦子さん。現在、認知症はがんと並 -
認知症薬「アデュカヌマブ」既存薬との“画期的な”違い
2020/07/14 15:50高齢者の5人に1人が認知症患者になると言われている'25年――暗い未来を照らすような薬が完成した。「米国の製薬大手・バイオジェン社が、7月8日、早期のアルツハイマー病治療薬『アデュカヌマブ』のFDA(米食品医療品局)への承認申請を完了した、と発表しました。もし承認となれば、認知症薬としては約10年ぶりの新薬。日本でも治療薬として承認されるのでは、という見方が強まっています」こう語るのは、老化や疫学 -
承認治療薬「レムデシビル」と治療薬候補「アビガン」の違い
2020/05/14 11:00「5月7日、『レムデシビル』が新型コロナウイルスの治療薬として厚生労働省から承認されました。同薬は、日本国内で初めての承認治療薬になります」こう話すのは、環境ジャーナリストの村田佳壽子さん。安倍晋三首相は4日、かねてより治療薬の候補として注目されていた抗インフルエンザウイルス薬「アビガン」について、「今月(5月)中の承認を目指す」と言及した。それに先んじて、レムデシビルが承認されることとなった。「 -
“期待の治療薬”「イベルメクチン」の懸念材料、医師が解説
2020/05/14 11:00「5月7日、『レムデシビル』が新型コロナウイルスの治療薬として厚生労働省から承認されました。同薬は、日本国内で初めての承認治療薬になります」こう話すのは、環境ジャーナリストの村田佳壽子さん。安倍晋三首相は4日、かねてより治療薬の候補として注目されていた抗インフルエンザウイルス薬「アビガン」について、「今月(5月)中の承認を目指す」と言及した。それに先んじて、レムデシビルが承認されることとなった。「 -
24種類以上の薬で治験が進む新型肺炎 予防にはまず手洗いを
2020/02/12 15:50「感染者数は日に日に増えており、医学雑誌では新型コロナウイルス感染者数が中国国内で推定10万人に達しているという予測も発表されました」こう話すのは、米国国立衛生研究所に所属する病理専門医の峰宗太郎さんだ。北海道大学の研究グループも患者の約半数が潜伏期間中の感染者からうつった可能性があると発表。毎日増える感染者数に、不安を感じている人は多いだろう。ナビタスクリニック理事長で内科医の久住英二さんも「日 -
中国の研究室がSARSの30倍で進める「新型肺炎」治療薬開発
2020/02/06 06:001月29日、中国内の新型コロナウイルス感染者数が、’03年に流行したSARSの5,327人を超えたと大きく報じられた。日本国内では、ヒトからヒトへの2次感染が疑われる患者も見つかり、新型コロナウイルスの恐怖をより身近に感じている人は多いだろう。だがここで「過剰な不安を感じるよりも、冷静な目で見ること」が大切だというのは、アメリカ国立衛生研究所の病理専門医である峰宗太郎さんだ。「単に感染者数を見るだ -
サプリと治療薬の併用に医師が警鐘、うつ症状起こす危険も
2020/01/29 06:00多くの人が複数種類以上飲んでいるといわれるサプリ。“とりあえず飲んでおけば、なんだか体調がいいから”といって大量に飲んでいると、“毒”にもなりえるのだーー。「たとえば『飲むと調子がよくなる』といってビタミンB1のサプリを常用している人、炭酸飲料や甘いジュースを飲みすぎてはいませんか? ビタミンB1は体内で糖分を分解するときに大量に消費されるもの。“サプリが効いた”と感じるのは、もともと糖分の取りす -
「降圧剤×カプサイシン」…併用を避けたい「不調とサプリ」
2020/01/29 06:00サプリさえ飲んでいれば健康になれる。そう安易に思い込んでいると、いつしかサプリが体をむしばむ“毒”になってしまうかもしれないーー。「自分の健康状態を把握せずにサプリを飲みすぎてしまうと、思わぬ“落とし穴”にハマることがあるのです」そう語るのは『医者が教える「あなたのサプリが効かない理由」』(イーストプレス)の著者で、サプリをつかった栄養療法を行っている医師の宮澤賢史先生。内閣府の調査(’12年度) -
じつは“薬”が原因なのかも……その認知症“治るかもしれない”
2019/08/02 15:50近畿在住の70代女性は夫と死別して一人暮らしをしていたが、1年ほどしてから「夫が生きている」と口走って夜中に外を歩き回るようになったため、慌てた娘に連れられて精神科病院を受診した。この女性の診察にあたった、ひょうごこころの医療センターの小田陽彦認知症疾患医療センター長が、当時の状況を次のように話す。「お薬手帳を見ると、受診の1カ月前から『ベンゾジアゼピン受容体作動薬』という抗不安薬が投与されていま -
日本人は薬に頼りすぎ!副作用に懸念、NGな飲み合わせは
2019/04/20 11:00「日本人は、安易に薬に頼りすぎです。それが自分の体にどういう影響を与えるのか、もっときちんと考える必要があると思います」薬剤師の宇多川久美子さんはそう話す。厚生労働省の統計によると、40~64歳の病院にかかっている患者のじつに過半数が3種類以上の薬を処方されている。宇多川さん自身、かつては頭痛に悩まされて薬に頼る生活をしていたが、30代では17錠も常用していた薬を40代でいっさいやめてみたところ体 -
9人に1人発症…世界初「産後うつ」のための薬を米FDA承認
2019/03/20 15:17米FDA(食品医薬品局)が19日、世界初となる産後うつのための薬を承認した。 赤ちゃんを出産した女性に起こる「産後うつ」は世界的に問題となっている。日本では、国立成育医療研究センターなどの調査結果によると、2015年から16年までの2年間に、妊娠中もしくは産後1年未満の女性が自殺した数は102人に上ったという。今回承認されたブレキサノロン(Brexanolone)は、ザルレソ(Zulresso)と