戦争のシリーズ人間に関する話題
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「中国兵の遺体が鎖に繋がれて」桑原征平さん語る戦争トラウマ「日記を読んで、父が暴力的だった理由がわかった気がした」
2025/08/10 11:00【前編】殴られるたび母は「優しかったお父ちゃんにいつか戻らはる」と…桑原征平さん明かす「父を変えた戦争のトラウマ」から続く「戦後80年の今こそ、改めて戦争の真実を伝えなあかんと思っているんです」。そう語るのは関西テレビの名物アナウンサーだった桑原征平さん(81)だ。征平さんの父は1938年から1年間従軍していた。「出征前の父は優しかった」と母はたびたび語ったが、征平さんが知る父は、ほとんど働かず、 -
殴られるたび母は「優しかったお父ちゃんにいつか戻らはる」と…桑原征平さん明かす「父を変えた戦争のトラウマ」
2025/08/10 11:00父と息子。よく似た2つの面影。だが、歩んだ人生は対照的だった。片や、快活な性格と抜群の“しゃべり”で多くの人を魅了してきた息子。片や、苛烈な暴力で家族を苦しめ続けた父。しかし、桑原征平さんは思う。もし戦争がなかったら、父は自分のような優しい性格だったのではないか。あるいは自分も戦争に行っていたとしたら、父のようになったのではないか。戦後80年、いまも消えない戦争トラウマの影響を問う。■「母はいつも -
南樺太、ウクライナ――戦争で2度「故郷」を奪われ日本へ避難した降簱英捷さん(79)
2023/11/12 06:0023年6月、ウクライナ北西部の都市・ジトーミルの郊外にある墓地。ここで痩身の男性が妻の墓前にたたずんでいる。妻・リュミドラさんの隣の墓碑には、すでに自分自身の肖像画を刻んでいる。「しばらく来られなくなるけれど、また来るからね」そっと手を合わせ、祈りを捧げるのは降簱英捷さん(79)。1年3カ月暮らした日本から、危険を顧みず再びウクライナの地にやってきた。英捷さんの両親は戦前、日本統治下であった南樺太 -
ウクライナから決死の脱出 ソ連で生きてきた日本人男性の平和への願い
2023/11/12 06:00【前編】南樺太、ウクライナ――戦争で2度「故郷」を奪われ日本へ避難した降簱英捷さん(79)より続く降簱英捷さん(79)は、先の大戦中に日本統治下の南樺太で生まれた。故郷は’45年の旧ソ連の侵攻により大混乱に。降簱家は日本への引揚げ船には家族の病気やけがで乗りそびれた。望郷の念を胸に秘め、英捷さんはソ連の一部だったウクライナに移住し必死に働いた。妻の故郷で穏やかな老後を迎えるはずだったが――。ロシア