「最近のコンビニでは、高級化粧品が少量のセットで豊富に売っているところが増えています。メーカーから直接買おうとすると40gで1万円近くする富士フイルムの『アスタリフト』のジェリー状美容液も、サークルKサンクスではローション、クリームとのミニボトルセットで、1,000円ほどなんですよ!」(美容ライター)
最近、コンビニで「コンビニコスメ」コーナーが売場を広げている。特筆すべきは、人気ブランドとのコラボ商品が低価格で店頭に並んでいることだ。
「コンビニコスメは大手化粧品会社との共同開発に力を注いでいます。化粧品メーカーのコーセーとのコラボ商品『雪肌粋』シリーズは、セブン−イレブンのいちばん売れているスキンケア商品です。ロングセラーブランド『雪肌精』と同じ漢方処方のハトムギ配合。美容ジェルは、1つで化粧水・美容液・乳液・クリームの成分が入っているのに1,000円以下と、サークルKサンクスと同じく低価格&高品質を実現しています」(コンビニジャーナリストの吉岡秀子さん)
同じくセブン−イレブンの「ボタニカルフォース」ブランドは、人気の通販ブランドで無添加化粧品の『ファンケル』と共同開発したコスメシリーズ。無添加処方でアルガンオイルやローズヒップなど、美容や健康には欠かせない天然成分を配合した、コンビニコスメと侮れない本格的な商品だ。
洗顔料や乳液、美容マスクを組み合わせた少量の化粧品セットもそろえることができる。大手メーカーのメーク落としや化粧水ボトルなども約半額で購入できるものもある。
「コンビニコスメのよい点は、本来であれば高級な商品を低価格で“お試し”できること。『この化粧品、こんなに高かったのに、私の肌に合わなかった……』という経験をした女性は多いはず。大手メーカーと同成分が含まれているコンビニコスメなら、お金をかけずに“お試し”利用することができます」(美容ライター)
コンビニコスメは、ボトルに入った化粧水や乳液だけでなく、ベースメークやアイシャドー、リップ、チークまで「ミニサイズ」がそろう。新色のアイシャドーやマニキュアは、季節が過ぎてしまえば意外と飽きてしまうもの。
資生堂の化粧品ブランド「インテグレート」はローソンのみでミニサイズを販売。口紅は1本に2色入ったオリジナル商品も扱っている。
「コンビニで売られている口紅やネイルは、色もどんどん豊富になってきています。シックな色のものと発色の強いものを1本ずつ持っておけば、『オフィスメーク』と『おでかけメーク』両方に対応できるようになっており、どんなときも女性をサポートできるようになっています」
いまやコンビニコスメは、“女磨き”のマストアイテムなんです!