「連日の猛暑のなか、みんな本当に頑張っています。先日も30度を超えるなかで、堺さんの剣道シーンの撮影が行われましたが、胴着と防具を付けて汗だくで演じる彼の姿には、鬼気迫るものがありました」(テレビ局関係者)

今クールのなかで独走状態を続けている堺雅人(39)主演のドラマ『半沢直樹』(TBS系)。8月11日に放送された第5話は平均視聴率29%を記録し、今年のドラマ最高記録を叩き出した。そんなドラマの撮影現場を目撃!8月中旬の夜7時半過ぎ。都内のビル脇の一般道で撮影スタッフが交通整理を始めていた。現場の中心で銀行員役を熱演していたのは、半沢直樹を演じる主演の堺、そして同期役の及川光博(43)と滝藤賢一(36)だ。

大人気ドラマとあって、すぐ周囲に人だかりができ始める。交通整理のスタッフは「写真撮影はご遠慮ください!」と声を張りあげていた。この日の最高気温は35℃。スーツ姿のエキストラたちはぐったりとしていたが、黒スーツの堺は気合十分。撮影が止まると、スタッフがすぐさま上着を脱がせ、団扇であおごうとするが、堺はそれを笑顔で制止し気さくに話しかけていた。この日の撮影は、朝の6時から深夜の2時まで行われていたという。

「堺さんは10月クールからドラマ『リーガル・ハイ』(フジテレビ系)の新シリーズで主演を務めるため、8月中にクランクアップしなければなりません。だからどれだけ暑くても音を上げず、過酷なスケジュールで臨んでいるんです。お盆も休みなしで、朝から深夜まで撮影漬け。にもかかわらず、視聴率がいいからという理由で“25分拡大版”が放送されることになりました。その分、撮影時間も延長されているようです」(ドラマスタッフ)

堺の奮闘に、現場スタッフの気合いもヒートアップしているようだ。撮影時間が長くなると編集作業も大変で、泊まりこんでいるスタッフも多い。放送ギリギリまで編集していてほとんど“撮って出し”状態だ。しかし誰ひとりとして弱音を吐かず、撮影チームが一丸となっているという。そんな寝る間を惜しんでドラマを支えるスタッフたちに、堺から“倍返し”のプレゼントがあった。

「スタッフたちの体力を心配して、先日、堺さんがスタミナ抜群の焼肉弁当を差し入れてくれたんです。思わぬ彼の心遣いに、現場では歓声が上がっていたそうですよ」(前出・テレビ局関係者)

第5回放送までで大阪を舞台とした物語は終了。8月25日からは第二部の東京編が始まる。 後半戦も熱い戦いが繰り広げられそうだーー。

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