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NHK朝ドラ『マッサン』終了から約半年、10月26日から“米国凱旋”を飾る舞台に立つシャーロット・ケイト・フォックス(30)。米国でまったくの無名だった彼女が朝ドラのヒロインに選ばれ、大ブレイク。そんな日本での成功をバックに、本場ブロードウェーの人気ミュージカル『シカゴ』の主役の座を獲得したのだ。

 

「『シカゴ』の初演は75年で、オリジナルの米国ミュージカルとしては最長のロングランを誇る名作です。ブルック・シールズ、メラニー・グリフィスなど、この作品の出演を機に一躍トップスターになっています。シャーロットにとって今後の女優人生を占う試金石となるでしょう」(現地の舞台関係者)

 

シャーロット主演の『シカゴ』は、10月26日から11月8日までの2週間公演。だが本誌が劇場にチケットの売れ行きを問い合わると、こんな不安の声が聞こえてきた。

「初日は、1階席がほぼ半分埋まっています。2階席は希望する席が入手可能です」

――では、千秋楽となる11月8日の売れ行きは!?

「1階席は初日同様、半分くらい売れています。しかし2階席は……まだこれからだと思いますよ」

なんと一般的には一番早く売り切れる初日と最終日のチケットですら、半分以下しか売れていないというのだ。現地の興業関係者はこう語る。

 

「公演1カ月前の前売り状況としては、『かなり売れていない』と言わざるを得ません。3年前に同じ劇場で同じ『シカゴ』に主演した米倉涼子さんのときは、上演日数も入場料も違うとはいえ、あっという間にチケットが売り切れていましたから」

 

この逆境にシャーロットが起死回生を期して頼ったのは……なんと安倍首相(61)だった。9月28日にNYで開かれた訪日観光セミナー。日本政府主催のこのイベントに安倍首相と松井秀喜氏(41)、そしてシャーロットもゲストとして出席したのだ。

 

「主催者側から打診を受けたシャーロットは、舞台のPR効果を期待して駆け付けたようです。控え室では、彼女がちゃっかり安倍総理に『シカゴを見に来てください!』とおねだり。安倍総理は苦笑していました。でもイベント出席の甲斐あってか、問い合わせは増えたそうです」(現地のジャーナリスト)

 

12月4日からは日本公演も予定されているシャーロット版『シカゴ』。“本場で大ヒット”という勲章をひっさげて再来日できるか――。

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