新茶の季節が終わると、2番茶の茶摘みや製造が始まります。新茶のころよりも強い日差しを浴びてすくすくと育ち、茶葉にカテキンが増えるため、2番茶は健康にとってもイイのです。

 

「2番茶は栄養面からも注目されていますが、なんといっても価格が安いのが魅力です。たくさん飲むことで老廃物排出につながり、ダイエットや便秘解消といった効果も期待できます」

 

と話すのは、静岡県立大学の中村順行先生。価格が安いので、ブレンドティーのベースにも向き、活用度は無限大です。「茶葉をそのまま食べるのも効果的」と、中村先生。TPOに合わせ、気軽に飲める2番茶の効能を、中村先生に解説してもらいました。

 

【1 ダイエットに!】

抗肥満作用には茶のカテキンをはじめ、カフェイン、テアニンなどが関与しているとされます。効果的なのは、茶葉を粉末にしてヨーグルトなどに混ぜて食べること。さらに、夏には煮出したお茶を冷やして、1日に何度も飲むのも効果的。食後に飲むのがよく、濃度により適当量は異なりますが、1日に10杯程度が理想です。

 

【2 免疫力アップに!】

緑茶には、カテキンやビタミンC、ビタミンEなどの強い抗酸化作用を持つ成分が多く含まれています。自己免疫病発症抑制作用がマウスなどの試験で報告され、現在ヒトの自己免疫病に対する臨床試験が検討されています。つまり、免疫力アップできる可能性が高いのです。この場合も1日10杯前後、食後が効果的です。

 

【3 糖尿病予防に!】

糖尿病は、インスリンの機能不全から、摂取した糖分が十分にエネルギーとして利用されず、血流中に滞留するのも一因。緑茶のカテキンは、血糖値の上昇を効果的に抑えることが報告されています。量は1日500mg程度、食後が効果的。ちなみに、秋冬摘みの番茶になると複合多糖類という成分が増え、さらに効果が期待できます。

 

【4 がん予防に!】

がんはさまざまな要因によって発生します。がんが成長するさまざまな段階において、緑茶茶葉に含まれるカテキン、ビタミンC、ビタミンEなどが、変異原物質(DNAに変化を引き起こす化学物質)に対して抑制の働きをすることが期待されています。そのためには、1日10杯、粉なら大さじ2杯程度を摂取しましょう。

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