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「せっかくの4年に1度の大イベントですが、開催地・リオは地球の裏側で、時差はマイナス12時間。試合観戦のため、寝不足でつらい思いをする人も増えるでしょう。しかし、じつは寝不足が続いても、工夫次第で快調に過ごすことも可能なんです」

 

そう語るのは、7年間、1日45分睡眠を続けており、『できる人は超短眠!』の著書もある堀大輔さんだ。いよいよ開幕したリオ五輪。深夜、早朝の試合観戦に見入ってしまい、“リオ観戦後は出勤するため、十分な仮眠が取れず、寝不足に”という人も多いのでは?

 

そんな人には、昼休みのデスクや、移動中の電車内で実行できる“15分のプチ仮眠”が有効だという。

 

「通常、日中の活動中は、外界からの刺激によってドーパミンやアドレナリンなどが分泌され、眠気がなくなります。しかし、寝不足が続くとそうした外からの刺激を感じる受容感度が鈍くなって、睡魔に襲われやすくなります。そのタイミングで、15分以下の短い仮眠(パワーナップ)を試してみましょう」(堀さん・以下同)

 

睡魔に襲われたときの、たった15分間の睡眠は、夜中の90分の睡眠に匹敵するそう!

 

「睡魔を感じ、だるくなっている体をリセットしてくれ、パワーナップ後はパフォーマンスを上げてくれます」

 

より良質の睡眠を得るには、頭の高さを心臓の高さに近づけることだとか。

 

「心臓は頭に血液を送るだけでストレスがあるので、少しでも軽減させて休ませましょう。デスクで眠る際は、背もたれに寄りかかって頭を上げて寝るよりも、うつぶせになるほうが効果的といえます。また、眠りには“不安”は大敵です。女性の場合は、他人に寝顔を見られると落ち着かないと思いますので、誰も使っていない会議室など、人目につかない場所でのパワーナップがいいのではないでしょうか」

 

複数回、こまめにパワーナップをとることは効果的だという。

 

「その際、最低2時間以上は間隔をあけること。短い間隔でパワーナップを繰り返すと、体が“2度寝”と勘違いして、睡眠の質が落ちてしまいます。また、15分以上眠り続けると深い睡眠に移行して起きられなくなるので、アラームのセットを忘れずに」

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