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スペイン・バルセロナで行われたグランプリファイナルでは、異次元のすべりを見せた羽生結弦(21)をはじめ、日本人選手が大活躍!フィギュア人気が沸騰する中、12月25日から「全日本フィギュアスケート選手権大会2015」が真駒内セキスイハイムアイスアリーナ(札幌市)で開催される。

 

「世界で活躍している選手とともに、各地のブロックで勝ち抜いた若手の選手が出場します。“次世代のスター”は誰か?全国のスケートファンが注目している大会です」

 

そう語るのは、多くの選手を取材しているスポーツライターの沢田聡子さん。そこで、沢田さんや、識者の方に次世代のスター“ポスト羽生”&“ポスト真央”は誰なのか教えてもらった。

 

まずは男子。“ポスト羽生”に名乗りを上げた山本草太(15)。

 

「身長が167センチで手足が長い。小顔で羽生くんに似ているとファンの間でも注目です。カメラが追いつかないほどのスピードから跳ぶジャンプは、高さと幅があり加点がつきます。今シーズンから4回転が成功し、進化しています」(沢田さん)

 

大阪の岸和田市出身だが、鈴木明子らを育てた長久保裕コーチの元で学ぶため、中1のときに名古屋に移住。スケート中心の環境だが、本人は、いつもクール。

 

「昨年の全日本では、ステップの前のカメラ目線のアップが話題になりました。本人にたずねると『カメラがあるから、いちおうカメラ目線でやっておこうと思いました』と、淡々と言っていました」(同)

 

一方女子。昨年の全日本選手権で3位になり“ポスト真央”に名乗りを上げた樋口新葉(14)。彼女は、思いどおりの演技ができないと悔し泣きするほど、負けず嫌い。

 

そして“ビッグマウス”の一面も。インタビューで将来目指す選手を聞かれたとき、「キム・ヨナ選手とか、その辺を目指して頑張りたい」と答え、注目を浴びた。元選手でフジテレビ社員の中野友加里さんは、彼女をこう評価する。

 

「ジャンプに高さがあって、男子選手のような力強さがあります。演技後半までスピードが衰えないのも魅力。得点が伸びる武器のひとつになります」

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