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家の中で楽しめるエンタメや流行を本誌記者が体験する“おこもりエンタメ”のコーナー。今回は「Amazon Prime Video」で配信中のドラマ『カーニバル・ロウ』をご紹介します。

 

■『カーニバル・ロウ』シーズン1・全8話。Amazon Prime Videoで日本語字幕版配信中。吹き替え版11月配信予定

 

舞台は、人間と妖精が共存する国、バーグ王国。戦禍の祖国から逃げてきた妖精のフェイ族たちが、人間から差別されていました。そこに起こった陰惨な連続殺人事件。警部補ファイロは現場を探るうち、自分の出生の秘密を知ります。さらに、7年前に愛し合った妖精のヴィネットにも再会し……。

 

ファイロ役のオーランド・ブルームと妖精役のカーラ・デルヴィーニュとの濃密なラブシーンもある話題作。ギリシャ神話に登場する蹄と角を持つ妖精・パックと貴族との切ない恋も描かれ、現代の難民問題をほうふつとさせます。一方、事件現場の死体描写は超グロテスク。まさに大人向けのダークファンタジーといえそうです。

 

第3話の回想シーンでは主役の2人に7年前何があったのかがわかり、殺人事件の伏線も見えてきます。それにしても、全編を通して空を自在に飛ぶ妖精の姿は美しく人間にも羽があったらすぐにどこへでも行けるのに。記者もこんな美しい羽が欲しくなりました。

 

19世紀英国ビクトリア朝の美術が細部まで作り込まれ、幻想的で壮大な世界に酔いしれる全8話。すでにシーズン2の制作が発表され、吹き替え版も11月配信予定。次の展開が待ち遠しいです!

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