(撮影:木村哲夫) 画像を見る

「窪田(正孝・31)さんとは初共演なんですが、じつは僕が10代のころ、オーディションでお会いしているんです。『荒れる』みたいなお題で、窪田さんは見ているこっちがひやひやするくらいの、ナイフのような緊迫感で演じられていました」

 

そう話すのは、連続テレビ小説『エール』(NHK総合・月~土曜8時から放送中)で、村野鉄男を演じている中村蒼(29)。

 

「今回共演して、現場を明るくする力など、作品の真ん中に立つのにふさわしい、本当に素晴らしい方だと感じました」(中村・以下同)

 

中村が演じる鉄男は、子ども時代はガキ大将で、すごく繊細な部分もある人物。

 

「似ているところは我慢強いところですかね。僕も高校2年のとき一人で上京してきて、もちろん周りから支えられつつですけど、もともと口数が少ないこともあって自己解決することが多くて。似ていないところは、男らしいところかもしれないです(笑)」

 

中村は、「鉄男は友達のために怒り、ひとの幸せを自分のことのように感じられる人」と語る。

 

「自分もそういう人間でありたいので憧れます。登場人物たちが当時の歌で元気づけたように、僕たちもエールで日本の皆さんを元気づけられたらと思います!」

 

「女性自身」2020年5月12・19日合併号 掲載

【関連画像】

関連カテゴリー: