「闇に光が差すとき、これまで隠されてきた影が浮き彫りになります。コロナ禍による混乱と相まってネガティブな感情が増幅し、絶望感から生きることをリタイヤしてしまう……。芸能界に限らず、今、自死を選ぶ人が増えているのは、そのためです」
そう語るのはスピリチュアル・カウンセラーの並木良和さん。並木さんは幼いころから霊能力を自覚し、高校生のとき霊能者に師事。独立後は、その霊的な感性を生かしたカウンセリングで1万人以上の人生を導いてきた。現在、講演会やラジオ出演などで活躍するかたわら、続々と書籍を出版し、注目を集めている。
並木さんが常に訴えるのは、今、私たちは「闇の時代」から「光の時代」への大きな転換期に生きているということだ。
「お金や物に重きを置く闇の時代とは対照的に、光の時代では精神的な豊かさにスポットライトが当たります。それぞれが幸せと感じることを満喫し、軽やかに生きていける時代になるでしょう。ところが光が差し始めると、暗闇では見えなかったネガティブなものが姿を現します。今まで目を背けていた不安、恐怖、劣等感、人を憎む気持ち……こうした負の感情と対峙せざるを得なくなるのです。それに飲み込まれ闇の時代に残るのか、手放して心豊かに光の時代を生きるのか。その選択が今、私たち一人ひとりに突きつけられています」
「光の時代」へ向かうため、今の「闇の時代」を生き抜く“おまじない”を並木さんが教えてくれた。
■「サンキャッチャー」を窓際につるす
負のエネルギーを防ぐため、サンキャッチャーを窓際につるして太陽の“陽”の気を家に取り入れよう。気分が軽くなってリラックスできるうえ、インスピレーションが湧きやすくなる。実行に移せば、停滞していた物事が動き出し、人生がプラスに好転!
■「観葉植物」を3回なでる
負のエネルギーを吸い、プラスのエネルギーに変えてくれる観葉植物を飾って。気分が沈んでいるときは「ありがとう」といいながら葉を3回なでると効果的。負のエネルギーをたくさん吸った植物は枯れてしまうが、その場合は、感謝の気持ちでお別れを。
■「粗塩&日本酒を入れたお風呂」に入る
負の感情で心がいっぱいになったら、粗塩と日本酒を入れたお風呂につかって浄化を。粗塩を2つかみ、日本酒を1合入れ、反時計回りに6回かき混ぜてから20分ほどつかると心も体も軽くなる。日本酒の代わりに浄化作用のある紫色を持つ赤ワインを1本入れても◎。
負のエネルギーを手放すには、楽しい気持ちを追求することが重要だと並木さんは強調する。
「自分の魂が心から楽しいと感じることを求め続けると、人生はうまくいくようになります。その基準となるのが『こ・ひ・し・た・ふ・わ・よ』の7つの感情。こ=心地よい、ひ=惹かれている、し=しっくりくる、た=楽しい、ふ=腑に落ちる、わ=ワクワクする、よ=喜びを感じる、こう感じるものを追いかけていけば、私たちはどんどん自分の『本質』に近づいていきます。本質とは魂が求める生き方。これに従うとすべてが思うように進むので、幸せになるために頑張る必要はなくなります」
自分が心から楽しいと感じることがわからない場合は「おいしいコーヒーが飲みたい」と思ったらすぐカフェに出かけるなど小さなことから積み重ねていけばOK。
「私たちは自分の本質を体現するために生まれてきます。それがかなわないから何度も生まれ変わり、そのたびつらい体験やネガティブな感情を繰り返すのです。そんな経験はもう十分と思うなら、負のエネルギーを手放しループから抜け出しましょう。光の時代には誰もがそうできるようになります」(並木さん)
「女性自身」2020年12月15日号 掲載