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7月7日投開票の東京都知事選で落選するも、2位に躍進した前広島県安芸高田市長の石丸伸二氏(41)。選挙特番のメディア対応が物議を醸すも、3連休の14日を皮切りに各テレビ番組で引っ張りだことなっている。

 

同日放送の『そこまで言って委員会NP』(読売テレビ)では選挙戦の裏側を語り、様々なトピックスについてスタジオメンバーと議論を交わした。とりわけ注目を浴びたのは、石丸氏が「一夫多妻制」に言及したことだろう。

 

元参院議員の田嶋陽子氏(83)から少子化対策の具体案を聞かれ、石丸氏は「究極的にはですよ」と前置き。その上で「いまの社会の規範じゃ無理なんですよ。先進国はどこも人口減少を克服できていないので」と解決困難な現状に触れ、「例えば一夫多妻制を導入するとか、遺伝子的に子どもをうみだすとかです。SFの話に聞こえるかもしれないですが、そこまでやらないと人口減少は止まらないんです」と語っていた。

 

この発言はネットニュースでも取り上げられ、様々な意見が寄せられることに。そんななか、石丸氏が同番組内で語った“市長時代の功績”も注目を集めているのだ。

 

番組で今後の目標を問われた石丸氏は、「まだ決めていません。政治の中には身を置こうと思うんですけども、何というのは全くノーアイデアです」とコメント。すると黒木千晶アナウンサー(30)が、こう質問を投げたのだ。

 

「ちょっと嫌なことを聞きますけど、今回、安芸高田市長選で“反石丸”と言われている人が当選したことについては、どう思いますか?」

 

都知事選と同じ日には、前市長を務めた石丸氏の辞職に伴う広島県安芸高田市長選も投開票を迎えた。石丸市政について“議会との対話が不足し市民が置き去りになっている”と批判した無所属で元郵便局長の藤本悦志氏(51)が初当選し、同氏は一部で“反石丸派”と報じられた。

 

黒木アナの質問に対して、石丸氏は次のように回答。

 

「私として色々心配するところはあるんですが、これは4年間職員に対してずっと言い続けてきたのが、『市長に頼るんじゃなくて、どんなポンコツな市長でも大丈夫なように皆さんが頑張るんです』っていう風に、職員とずっとやってきたので大丈夫だと思います」

 

新たに就任した藤本市長への具体的な発言はなかったが、“どんな人物が市長になっても職員が業務を遂行できるようアプローチしてきた”と自負したかたちだ。しかし視聴者の間では、受け取り方も様々なようだ。Xでは石丸氏の発言シーンを切り取った動画が拡散し、石丸氏の“自画自賛”は議論を呼ぶことに。

 

《遠回しに、新市長をポンコツって言ってるわけ?》
《ご自身がポンコツって言ってるようなものでは? 次の人がポンコツだと直接言ってませんし。自分がポンコツだから、自分に頼らず各自で出来るようになって。と言ってるようにも取れますな〜と思いました》
《そもそも、首長が変わったくらいで行政が回らなくなるとかありえないんで、当たり前のことをそれらしく言ってるだけのような気が》
《石丸さんのイメージが都知事選前後でだいぶ変わったな。このコメントは都知事選後のイメージ通りのコメント。誰かを下げずにはいられないんだな…》
《テレビに出ない方がイイのでは? 計算ずくの発言と言い出すのだろうけど、イメージは悪くなるばかり》

 

石丸氏の発言には著名人も反応しており、大王製紙元会長の井川意高氏(59)は《そうだよな こんなポンコツな おまえを 4年も支えることが 出来たんだから もう 誰が市長になろうとも 大丈夫さ》とコメント。

 

また政治団体・日本保守党の代表で作家の百田尚樹氏(68)は、《これ、市役所の職員を誉めてるの? それとも、職員を教育した自分を誉めてるの? それとも、新市長をポンコツと言ってるの? それとも、石丸構文を披露しただけなの?》と発言の意図を問うていた。

 

物議を醸した投開票後のメディア対応については、「メディアに対する不満を全開でここで示しておこう(と思った)」とも語っていた石丸氏。メディアに異論を呈しながらも露出を続けることで、有権者に与えるイメージは今後どう変わるだろうか。

 

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出典元:

WEB女性自身

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