《これまで、松本人志は裁判を進めるなかで、関係者と協議等を続けてまいりましたが、松本が訴えている内容等に関し、強制性の有無を直接に示す物的証拠はないこと等を含めて確認いたしました。(中略)松本において、かつて女性らが参加する会合に出席しておりました。参加された女性の中で不快な思いをされたり、心を痛められた方々がいらっしゃったのであれば、率直にお詫び申し上げます》
複数女性に対する性加害疑惑を報じた『週刊文春』の発行元・文藝春秋社などへの訴訟を取り下げた松本人志(61)。11月8日、松本の代理人弁護士から冒頭のコメントが発表された。
一部スポーツ紙では年明けの復帰を目指すと報じられているが、現在まで本人の言葉による説明はなされていない。いっぽう報道関係者から記者会見の問い合わせが多数寄せられているとし、15日に松本の代理人弁護士は次の声明を出した。
《本件に関して、すでに公表済みのコメント以外の情報発信を行うことは、関係者との協議及びその結果の趣旨・内容に鑑み控えざるを得ませんので、何卒ご理解賜りますよう、お願いいたします》
真相が明らかにならないまま裁判は終結してしまったが、“古巣”からは厳しい意見も出ている。
11月17日放送の『ワイドナショー』(フジテレビ系)では、松本の騒動を特集。ロンドンブーツ1号2号の田村淳(50)は「復帰はしてほしい」としつつも、「手放しで『良かった』って言える状況には今なってないので、松本さんの口からなぜ、どこが事実無根だったのかとか、僕は松本さんの口から聞きたいと思っている」と率直な意見を述べていた。
さかのぼること1月8日、Xで《事実無根なので闘いまーす》と報道を真っ向から否定していた松本。同日には裁判に注力するため、芸能活動を休止することが吉本興業から発表された。そして文藝春秋社などを相手に名誉を毀損されたとして、5億5千万円の損害賠償などを求めて提訴したのだった。