5月15日からマクドナルドで販売が開始された「ちいかわ」のおもちゃが付いたハッピーセット。近年、ハッピーセットをめぐっては、“転売ヤー”の横行により、おもちゃが欲しい人の手に渡らない事態が多発し、店舗にも大きな混乱が生じてきたが――。
「ハッピーセットに『ちいかわ』が登場するのは昨年5月以来、2度目。日本のみならずアジア圏でも大人気の漫画キャラクターですが、前回は販売開始と同時に購入者が殺到し、第1弾はわずか3日で終売。第2弾も即日終売となり、予定された第3弾の販売は中止に追い込まれ、おもちゃの多くがフリマアプリに転売されていました。
さらに、昨年8月に始まった『ポケモンカード』が付録のハッピーセットも大反響を呼び、転売行為が横行したのみならず、セットの食事に手を付けず店に捨て置きする購入者も現れるなど、フードロス問題も表面化。こうした事態を受け、マクドナルド、フリマアプリの双方に転売対策を講じるよう求める声がSNSを中心に噴出していました」(WEBメディア記者)
こうした“苦い経験”を経て、マクドナルドは第1弾販売の5月15日、第2弾の29日の両日は、ハッピーセットの購入に際し、マクドナルドアプリで交付される購入券の提示を必要とするルールを導入したほか、1人4個までとする購入制限も設けた。さらに、大手フリマアプリ「メルカリ」も、いよいよ本腰を入れて転売対策に乗り出したのだ。
メルカリは今回のハッピーセット販売に先がけて、《2026年5月15日から販売するハッピーセット「ちいかわ」の玩具付録について、2026年5月15日から安心・安全な取引環境が確保できないと考えられる期間、出品禁止することをお知らせいたします》と発表。実際、メルカリで「ちいかわ」「ハッピーセット」と関連ワードを入力しても、販売中の「ちいかわ」のおもちゃの出品は確認できない。
いっぽう、15日午前中、Xでは大手フリマアプリ「Yahoo!フリマ」で「ちいかわ」のおもちゃが出品、取引されているという報告が多数上がった。yahoo!フリマも同様にハッピーセット「ちいかわ」の出品禁止を発表していたが、奏功しなかったようだ。ただ、運営側が削除に動いたのか、15日午後4時現在で出品は確認できない。
また、大手フリマアプリ「楽天ラクマ」でも出品は確認でず、フリマアプリ側の転売ヤーの“締め出し”は概ね成功と言ってもよさそうだ。
では、販売初日の15日、実際のマクドナルド店内はどのような様子だったのか――。実際、本誌記者は「朝マック」が終了する午前10時30分ごろに都内中規模店を訪れたのだが、転売ヤーがハッピーセットを“買い占める”姿は一切見られず、時折、クルーがハッピーセットを求めて来店した客に対応していた程度。そして、ハッピーセットを購入した家族連れからは、こんな微笑ましい会話が聞こえて来た。
「ハチワレだったー!」
「よかったねー!ほしかったやつじゃん!」
「ママのも見る?」
ハッピーセットの“あるべき姿”が戻ってきたようだ。
画像ページ >【写真あり】販売初日も閑散とした店頭(東京・池袋)(他4枚)
