「放送開始時こそ視聴率は3%以上取れていたはずなのですが……。ゴールデン帯としては10年ぶりに始まった音楽番組がこの調子だと、正直先が思いやられますよ」
こう話すのは、フジテレビに近い制作関係者だ。今年4月に始まったフジテレビの新音楽番組『STAR』だが、現在、数字的な苦境が続いているようだ。
フジテレビの『FNS歌謡祭』を手掛ける音楽バラエティチームと『めざましテレビ』の情報番組チームがダッグを組み、旬のアーティストたちの音楽パフォーマンスとエンタメニュースを一挙に届けるというコンセプトのもとで始まった『STAR』。MCは、気鋭の上垣皓太郎アナ(25)が務めるなど、放送当初から大きな注目を集めていたのだが――。
「当初は数字的に奮闘していたのですが、そこからずるずると下がってしまった印象です。5月28日放送回は、世帯視聴率が2.6%、個人視聴率が1.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)という低調ぶり。これは、『ミュージックステーション』(テレビ朝日)や『うたコン』(NHK)など、世帯視聴率で5%以上、個人視聴率で3%以上をマークした上位の音楽番組にダブルスコア以上の差を付けられた結果となっています。
さらに6月4日放送では、個人視聴率が1.4%、コア視聴率1.3%にまで落ち込むことに。フジの新番組では、カズレーザーさんとニューヨークがMCを務める『超調査チューズデイ~気になる答え今夜出します~』が視聴率1%台を推移するなど超低視聴率”番組とネット上で揶揄されていますが、ひょっとすると『STAR』も同じ轍を踏んでしまうのでは……」(前出・制作関係者)
なぜ数字が落ち込んでいるのだろうか。フジテレビ関係者は、その原因を以下のように分析する。
「ゴールデン帯の番組を作ったことがなく、演出力のない情報番組チームの力量のなさに付きると思います。‘24年末に中居正広氏をめぐる騒動があって以来、バラエティの現場に情報番組の幹部が入るという人事が続いているのですが、それがあまり上手く機能していないのではないでしょうか。
その点、音楽バラエティチームと情報番組チームのタッグで制作されている『STAR』はいまのフジを表す象徴的な番組といえます。しかし、バラエティチームのなかには、ノリが全く違う情報番組チームの制作方針を面白く思っていないスタッフも少なくないと聞きます。チーム間の軋轢が内容の質にも反映された結果、数字も落ちてしまう、そして再び内容の質も低下――という“負のスパイラル”が起きてしまっているのでしょう」
次期エースアナとして期待されていた上垣アナには、局内で同情の声が上がっているという。
「久しぶりの音楽番組として放送前からかなりの期待がかけられていただけに、この低調な結果は上垣アナにとっては相当なプレッシャーかもしれません。とはいえ、制作側に問題があるので上垣アナを責めるのは可哀想だという声もあるようです。
フジは、近年、ゴールデン帯の視聴率平均でテレビ東京と最下位を争っている状況です。現場の雰囲気や士気を改善しなければ、この状況がさらに悪化することは火を見るよりも明らかだと思われます」(前出・フジテレビ関係者)
フジがどん底から抜け出せる日は――。
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