「緑色がきれいですね」
こう述べながら、雅子さまはパチン、パチンとハサミでクヌギの枝を切り、葉についた緑色の繭を集められている。7月9日、雅子さまは皇居にある紅葉山御養蚕所で、野生の蚕「天蚕」(ヤママユ)の収穫に臨まれていた。
皇居でのご養蚕は、歴代皇后が受け継ぐ伝統行事。収穫された繭から作られる糸などは、神事や文化財の修復に用いられている。宮内庁関係者はこう振り返る。
「この日、雅子さまは養蚕の作業のほか、御所で青年海外協力隊の帰国隊員らとの懇談にも臨まれています。オランダ、ベルギー歴訪のお疲れも心配されていましたが、お元気なご様子でお務めに臨まれていて、宮内庁内にも安堵する声が広がっていました」
6日には、大ヒットした映画『国宝』の李相日監督や、建築家の妹島和世さん、写真家の藤原新也さんなど今年の日本芸術院賞の受賞者が皇居・宮殿に招かれ、茶会が催された。天皇皇后両陛下をはじめ秋篠宮ご夫妻、愛子さまと佳子さまは、集まった受賞者と懇談された。
「愛子さまは佳子さまとペアで同じテーブルに座られ、招かれた受賞者らと和やかにお話しになっていました。宮中茶会の雰囲気に、愛子さまもすっかり慣れてきたようにもお見受けします。
また8月初旬には愛子さまは伊勢神宮を参拝し、陛下も19年前に参加されたことがある、式年遷宮に向けた祭事『御木曳(おきひき)行事』にも出席される予定です。
雅子さまも、愛子さまが立派にお務めを果たされている光景をご覧になって、きっと頼もしく感じられていることでしょう」(皇室担当記者)
雅子さまが愛子さまに期待されているご活躍は、いっそうさまざまな分野に広がりを見せようとしている。前出の宮内庁関係者によれば、各所からの“オファー”が劇的に増えているという。
「皇室の行事出席は団体や機関からの『願い出』を受ける形が多いのですが、最近愛子さまのご出席を願う要請が急激に増えているのです」
