8月に行われる83年組アイドルのライブに出演する森尾由美(左)と桑田靖子(写真:本誌写真部) 画像を見る

かつては「不作の83年組」と言われながらも、アイドルとして芸能界をたくましく生き抜き、今は真夏のステージに向け最後の準備に忙しい大沢逸美(60)、桑田靖子(58)、小林千絵(62)、木元ゆうこ(59)、徳丸純子(60)、森尾由美(60)、松本明子(60)の7人(徳丸はアメリカ在住のためライブは不参加)。「お神セブン」として数回にわたりイベントを自主企画してきた彼女たちが、8月22日にシアター1010(東京・北千住)で「83年組アイドル アラ!?還ライブ」を開催する。

 

本番も差し迫るなか、桑田、森尾の2人にライブ準備の舞台裏からアラ還となった近況までトークを展開してもらった。ライブの準備を進めるうえでは、年齢からくるケガにくわえ、社会情勢も立ちはだかったという——。

 

森尾由美(以下、森尾)今回のライブも、いままで同様に私たちの自主企画で進めていて、会場で販売されるグッズなども、アイデア出しから業者さんとの交渉まですべて自分たちでやっているんです。

 

桑田靖子(以下、桑田)もともと(木元)ゆうこが担当してくれていたのですが、彼女が舞台もあったので私が引き継ぎました。今日は、みんなの取りまとめ役で“森尾P(プロデューサー)”と呼ばれている由美と会えたので、話を詰めているところです。

 

先日、業者さん5社くらいに再見積もりを出してもらったんですが、わずか3カ月の間に価格が値上がりしていて。「ナフサ問題の影響なんです」と言われましたが、なんとか価格据え置きをお願いできたりで、私たち元アイドルも、思いがけず社会情勢に飲み込まれるかたちになっています。

 

森尾 ライブへ向けたいろんな準備もありますが、そこに全員が年相応の問題も抱えています。自分たちの体のこともありますし、親の介護などをしているメンバーが大半だったり。今回のライブも、「みんなが元気でやれるときにやっておこう」と動き出しました。その矢先に、アッコ(松本)が、4月に骨折して何カ月も動けなくなって。

 

それで、ちょうど昨日(取材は6月24日)かな。お神セブンのグループラインで、アッコから「松葉杖が取れました」とうれしい連絡があって、みんながいっせいに「クララが立った!」と返信して(笑)。アニメ『アルプスの少女ハイジ』の名場面ですね。

 

桑田 そしたら、(大沢)逸美がずいぶん前にロッテンマイヤー先生の役をやっていたと。私も、実はハイジを演じたことがありまして。

 

森尾 そんな話題も、すぐにわかり合える同世代の同期なので、かなり「立った! 立った!」で盛り上がりました。

 

森尾は、この対談のまさに2週間ほど前の6月8日に還暦を迎えたばかり。スタッフから贈られた、デビュー当時のセーラー服姿の写真入りの赤色を基調としたケーキの写真もインスタにアップされていた。

 

森尾 はい、なりました、60歳。仕事場でお祝いしていただいて。家族からのお祝いですか? ないです(笑)。

 

桑田 えっ、ほんとに?

 

森尾 はい。でも、それがやさしさかなと思いまして。もう、これまで、お誕生日のたびに年齢を思い知らされてきてますから、スルーしてくれたのも、うちの家族らしいなと。ただ、お祝いや赤いちゃんちゃんこ以上に、60歳という年齢を痛感したのは、国民年金のお知らせがきたときかなぁ。ちょっと前には、私たち「ちゃんと年金をもらえるのかな」などと考えた時期もありましたけど、今回、お役所からの通知ハガキなどを前にして、ああ、私も年金のことを具体的に考える年代になったんだなぁ、とつくづく。

 

桑田 あのアイドルもいまや年金について考えるときを迎えた、というわけね。

 

森尾 65歳と70歳でどう支給金額が違ってくるのかといったデータもあって、何歳から受け取るかって、もうギャンブルだよね(笑)。でも、そうなると、自分がいつまで元気でいられるかとか、やっぱり残された人生について真剣に考えますもんね……。いきなり、重い社会的な話ですみません。

 

桑田 いや、大事なことですよね。

 

森尾 靖子も、すぐだよ。同じく今年還暦のアッコのケガもそうだけど、この年だと、まだ自分のなかでイケる、元気だというのがあると思うんです。でも、等身大の健康と、気持ちの若さとの間にギャップがあるんだよね。

 

年齢を重ねても、気持ちはアイドルのころそのまま——。8月のライブでは、そんな彼女たちがどんなパフォーマンスをみせてくれるのだろう。

画像ページ >【写真あり】当時の顔が初々しい「83年組アイドルアラ!?還ライブ」のイベント告知(他4枚)

出典元:

WEB女性自身

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