子連れ旅行の経験がある方なら
「えーッ!? 1歳半の子供と旅先でおでかけなんて無理、無理!」
なんて声が聞こえてきますが、バリ島なら意外と大丈夫なんです。
「魔の2歳児」の領域にどっぷりハマってる1歳半の右京(1歳半検診では地区イチのわんぱくで、他の子のママたちに同情されたほどパワフルな息子…泣)
を連れてでかけても日本でおでかけするときよりもずーっと楽ちんで母子ともに楽しめたんだもん。
「やっぱり“神の棲む島”は違うわー」
なんて言いたくもなる神業的おでかけスポットを紹介します!
1 「アシタバ」のアタ製品は高品質で安いから、大人買い!
バリ島に行ったら
立ち寄らずにはいられない有名なアタ製品のお店「アシタバ」。
バリサファリに行く途中に運よくあったのは
工房にショップが併設された珍しいスタイルのお店でした。
アタ製品はあまりにも定番で
「ワタシはもういいかなー」なんて思ってたんだけど、
工房を見学できるのはバリ島内でもここだけだし、
母は初バリ島なので立ち寄ってみることに。
工房(っていうか裏庭)に案内されると、
あたりに水草のアタをいぶす香りが漂っていて、
老舗ショップらしい神聖な雰囲気なの。
そこで職人さんたちが手作業でていねいにアタを編んでいる様子を目のあたりにすると、
あらためてハンドメイドに魅力を感じちゃうわね。
「バリ島の老舗ブランドの裏側をのぞき見できたおトク感は、
フランスでヴィトンの工房をのぞけちゃった感じ?」
なんて冗談交じりにテンションが上がるワタシと母。
無造作に置いてあるできたての製品を目の前に手に取らずにはいられないほど魅了されてます(笑)。
なぜか右京までハイテンションで製品を吟味し、気に入った赤いバッグを手に取り逃走(苦笑)。
工房からショップに移動するやいなや、初「アシタバ」な母のテンションはマックスに!
「きゃー、かわいい!しかも安ーっ!」とバッグを山盛り肩から提げて、
ひとつが1500円ほどだと確認すると「全部買う!」と大人買いする68歳。
確かに、日本で買ったら現地の10倍の価格がついてもおかしくない品質の高さが魅力よね。
通常、南国のお土産って、もらっても内心「ふーん」って感じだけど、
「アシタバ」のアタ製品は誰にあげても喜ばれるレベルなの。
自分用には、「アシタバ」では珍しい円形の鏡(約700円)を買ってみました。
2 サファリ到着!さて、どうなる?
アシタバ工房から車で走ること10分、バリサファリへ到着。
「1歳半じゃ、まだサファリも楽しめないだろうなー」
と思いきや、着いた途端に何かに向かって走り出す右京。
車から降りられた開放感か?いや違う。
どうやら入り口にある水族館に向かってたみたい。
その後も右京は走る、走る。
日本だったら「危ない!」って怒鳴ってるとこだけど、
パーク内なら安心だし、「気が済むまで走って、疲れてくれ!」と
ママは余裕の笑顔で追いかけます。
3 目の前に次から次へと動物登場!
右京が走りまくって気がすんだころを見計らって、
まずはサファリ内をめぐるバスに乗り込むワタシたち。
まるでサファリパーク・ダイジェストのように目の前に次々と動物が現れるの!
「檻に入っていない動物を見るのって迫力あるわー!」
なんてママが感激してる横で、右京はすでに飽きてしまった様子で
お絵かきしてました(苦笑)。
車中を走り回ってないから、ひとまずオッケー。
4 ゾウの背中に乗って自由にお散歩♪
続いて、サファリ・パークのメイン・イベント!
ゾウに乗ってパーク内をお散歩です!!
休憩所のような受付で順番を待って、いよいよ搭乗。
森への入り口のような階段を下がると……
うわーっ、大きなゾウがいた!
間近で見るゾウに感激しながらも、上級者が乗るような簡単な装備に
初心者のワタシたちはドキドキ。
ゾウ使いのお兄さんを信じるのみです……。
右京を抱えてゾウの背中にまたがり、いざ出発!
持ち手をしっかり握ると、意外と安定している乗り心地。
当然、調教されてるゾウだけど、南国育ちのせいか、
途中で水場に寄ったりおやつを食べたりとナチュラルな動きがいいわー。
1歳半の右京は、まだはしゃいで喜ぶわけじゃないけど、
ママにしっかりつかまって風景をキョロキョロと見渡しながら彼なりに楽しんでた様子。
日本の乗馬体験のように狭い敷地内をぐるぐる回るのではなく、
広いパーク内を自由に散歩するゾウに乗ってることが、
すっごく楽しくて貴重な体験よね。
5 ナイト・サファリでライオンに餌付け!!!
サファリ・パークにすっかりハマってしまったワタシたちは、
日が暮れるのを待って、ナイト・サファリも初体験。
窓に鉄格子がついたジープに乗り込んで、
夜行性の動物の生態などを間近で観察したり、
餌付けをしたりできる人気のアトラクションなのよ。
車の大きさ的に、家族だけ(もちろん、運転手さんとガイドさんも一緒です)で出かけられる
プライベート感がウレシイ!
穏やかな夜を迎えてリラックスする動物を眺めながら、
優雅に夜のサファリ・ドライブを楽しんでいると、
「では、ライオンに餌をあげましょう!」と
ガイドさんから生肉の刺さったヤリを渡された!!!
「えーツ!いきなり猛獣ですか?!」と
ビビりまくるワタシ。
頭の中では飢えたライオンがワタシたちの乗ったジープを揺らしながら
ものすごい形相で餌に突進してくるイメージよ;;;
右京を窓から離れたほうの腕でしっかり抱え、
反対の手で恐る恐る生肉の刺さったヤリを鉄格子の外へ出すと……
へ? ライオンは生肉にまったく興味を示さないの。
手のひらが汗でベタベタになるくらい緊張してたのに拍子抜けだわ。
その後、猫じゃらしのようにライオンの顔の前で生肉をゆらゆらさせてると、
仕方ないなーという顔でハフッと食べてくれました(苦笑)。
凶暴にならないようにたっぷり餌をもらった後だったんでしょうね。
百獣の王ライオンに餌付けをした後は、もう、どんな動物だって平気でしょ。
今度はかわいいシマウマににんじんをあげる体験。
鉄格子を開けて
「右京くん、シマウマさんににんじんどうぞ!してごらん」
とママらしく息子を誘導するワタシ。
本当はシマウマにさえ若干ビビってたワタシだけど、
ここは母親の威厳を見せなければ!
とお手本を示す。
すると、調子に乗ったシマウマが
「もっとにんじんくれ!」と言わんばかりに、
少し開けた鉄格子から大きな顔を無理矢理ぐにゅ~っと突っ込んできた。
しかも車外ではシマウマ同士が餌の奪い合いで蹴りを入れあってる!!!
その激しさといったらジープが揺さぶられるほど。
「うげ~っ、怖ッ!」と
本気でビビるワタシを横目に、右京は平気な顔でホイホイとにんじんをシマウマに与えていたのよ。
「さすが男の子、頼りになるわ♡」と
密かに胸キュンしたママでした。