第47話 ああ、母と息子、再び!
2011年1月。3世代の暮らしも、そろそろ終盤にさしかかってきた。
毎年、1ヶ月間の横浜滞在など、あっという間に終わってしまう。特に年を超してからの1ヶ月は、超特急のように早い。
今年は、息子の父親が、1月下旬にシドニーから息子を迎えに来るという変則的なアレンジだ。
息子は、毎年、元気よく私が卒業した近くの小学校に通い、ごくごく普通の日本の小学校5年生の生活をエンジョイしている。
母も、息子が、学校から帰ってくるのを待ちわび、時には、いつもはしている昼寝をせずに、起きて待っている位だ。
母と私の親子だけでは、煮詰まる事もあるけれど、息子がいるだけで、家の空気も母の機嫌も全く違うなあ、とつくづく思う。
それにしても、息子は、私が、1年かかって到達した境地に、1ヶ月で到達してしまったのには、驚かされる。
これが、子供の柔軟性、ということなんだろうか。母と息子の最大の共通点は、<今を生きている>ということだ。
そっか〜!
この境地に達せられるのは、きっと老人と子供だけなのかも知れないなあ。
現に私は、息子がいなくなる日を思い、すでに憂鬱になっているのだからー。
2011.3.5 (土)更新予定!<動画46:アルツハイマー病の母と息子の真夜中のお勉強会>
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