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昨年の鮮烈なデビューで日本音楽界に衝撃を与えた美しきドラムボーカル、シシド・カフカ。縁あるゲストを招き、音楽、さらには人生談義を繰り広げる対談企画「アイノカンジカタ」、5回目はレディースバンドの先駆け的存在であり、常にシーンをリードしてきたSHOW-YAのドラマー、mittanこと角田美喜がついに参戦!

SHOW-YAがメジャーシーンに躍り出た1985年頃は、まだ女性のみで構成されたロックバンドというものは希有な存在だった。それから月日は流れ、ロックにジェンダーを持ち込むのは無粋とさえ感じられるような時代となった。未だに「女性ドラマー」はそれほど多いとは言えないが、まずは日本における女性ドラマーの今昔が俎上に上がった。

 

●ちびっ子ドラマーも憧れるシシド・カフカ

 

——ドラムを叩く者同士だからこそわかる話題で盛り上がる2人が会うのはこの日が3回目。出会いについて振り返ってもらった。

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カフカ「最初はイベントを見に来て下さったんですよね。後でSHOW-YAのドラマーの方がカフカを見に来たんだよ、って話を聞いてすごくビックリした覚えがあります。やっぱりドラマーの方に楽しんでいただけるというのは嬉しいですね」

 

角田「マネージャーさんが知り合いだったこともあってまずはWEBで見て『うわぁ、こんな人がいるんだ』と。それで見たい見たいと思っていたんです。あんまり自分でかっこいいなあって思う人が少ないので……すごく衝撃的だったんですよね。一番前にドラムがあって。ドラマーとしてめちゃくちゃ嬉しいじゃないですか、ドラマーが最先端にいるじゃん!みたいな。しかもかっこいいし楽曲も好きなタイプだったんで」

 

カフカ「ありがとうございます。そして次は私がSHOW-YAさんのライブを見させていただいたんですよね。本当にかっこよかったです。やっぱり生は違いましたね。私、ドラムが立ち上がるのはあまり好きじゃないんですけど、mittanさんを見て立ち上がってみようかなって思いました(笑)」

 

角田「嬉しいです」

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——現在、角田はロックドラマーを目指す人のためのドラムスクールを開いている。生徒には女の子が多く、小学生もいるとか。ドラムを志す子どもたちにとって、カフカは憧れの存在なのだという。

 

角田「ドラムやりたいっていう子はみんな興味あるからカフカちゃんを見てますよ。やっぱり華があって、しかも音もパワーありますもんね。ストロークが大きいからパーンと出てくる。トータルでイイ人っていうのは珍しいですから。あと、叩いて脚を上げるところがめちゃくちゃかっこいい」

 

カフカ「ありがとうございます。あれはもう癖なんですけど」

 

角田「癖なんですね。私の中で脚が上がる人って上手い人が多いんですよ。ピアノでもベースでも」

 

カフカ「へえ。見てみよう」

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角田「それは自然と出るみたい。ピアニストの方とかになんで足上げるのって聞くと『自然に上がるんだ』って」

 

カフカ「なんでですかね。みんな左足とかですか?」

 

角田「左足多いですね。私そういうのすごい見てる」

 

カフカ「それは職業病というか、どの楽器も細かく癖を見ちゃいますよね」

 

●歌謡曲とロックの意外な関係

 

——カフカのプロフィールの「好きなアーティスト」欄には山口百恵、と記されている。「絶体絶命」をカバーしたことからもわかるが、それは筋金入りだ。

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カフカ「私が生まれたときにはもう引退なさっていたんですけど、百恵さんは、声の深さだったり表情だったりはもちろん、生き様というか、女性像としてすごくセクシーだし素敵だなって思うんですよね」

 

角田「私がデビューしたのが15年前でしたけど、もう引退されてましたね。そういう歌謡界の方と一緒に番組に出ていましたけど。最近、あらためて見るとカバーしてみたい曲っていっぱいありますね。宇崎(竜童)さんと阿木燿子さんのコンビの曲は全部いい」

 

カフカ「いいですよね。次は渡辺真知子さんをやりたいなと思ってます」

 

角田「チョイスのセンスがすごいですね」

 

カフカ「渡辺真知子さんの『迷い道』、あれがテーマソングだった時期があって。なんて私のことを歌っている曲なんだと思って。いまなら歌えるような気がするんです」

 

角田「いいかもしれない」

 

——世代が違うとはいえ、同じく「ドラム」に魅せられた者同士。話は尽きない。そんな2人には「写真」という共通の趣味がある。

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カフカ「カメラがすごくお好きなんですよね。私は写真の大学出身なので、そんな話をしてました。mittanさんはデジタルをメインでされていて、私はフィルムなので厳密に言うとちょっと違うんですが」

 

角田「私は風景とか物をよく撮りますね。あとはドラムを写して、私の子ども自慢、みたいな(笑)」

 

カフカ「わかる!子どもみたいになってきますもんね。私は人物を撮るのが好きで、海外旅行に行っても街にいる人を撮ってます。今フィルムを現像して焼く作業をしているので、できたらぜひ見てください」

 

角田「見たい見たい!焼くのとか、やったことないから」

 

カフカ「じゃあ、今度一緒に(暗室に)入りましょうか」

 

角田「いいね。その作業からぜひ一緒にお願いします」

 

カフカ「あとmittanさんのライブをいっぱい見に行きたいです。勝負しているところを見ていっぱい学ばせていただきたい」

 

角田「カフカちゃんはこれからの未来を背負って立つドラマーであり、シンガー。今までにないところも持っているし、開拓者だと思うので、私は1ファンとして応援しています。頑張ってください」

 

カフカ「ありがとうございます。頑張ります!」

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角田”mittan”美喜 MIKI TSUNODA

ドラマー 168cm 12月7日生まれ

出身地:東京 好きなアーティスト:コージー・パウエル、ジョン・ボーナムなど

兄の影響を受け15歳でドラムを始める。1983年にレディースバンドのパイオニア的存在であるSHOW-YAに加入。1998年の解散までに12枚のシングルと10枚のアルバムをリリース。ドラマーとしてもNHKの子ども番組や各地でのドラムクリニック開催など、幅広い活動を続けている。SHOW-YAとしては4/29(月・祝)に日比谷野外音楽堂90周年事業イベントSHOW-YAプロデュース「NAONのYAON2013」を開催。

SHOW-YA PRODUCE「NAONのYAON2013」

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【出演者】

SHOW-YA 〈以下、五十音順〉相川七瀬/杏子/シシド・カフカ/SCANDAL/土屋アンナ/富田京子(ex PRINCESS PRINCESS)中川翔子/渡辺敦子(ex PRINCESS PRINCESS)/

平野綾/ LoVendoЯ / Cyntia / DESTROSE/矢沢洋子/石田ミホコ〈以下、五十音順〉安達久美/小林香織/Chiiko (D_Drive)/はたけやま裕/Megu(Zwei)/Yuki(D_Drive)

【会場】
日比谷野外大音楽堂

【日時】
2013年4月29日(月・祝) 15:00開場/16:00開演 指定席 ¥6,300-(税込)

先行販売

■受付期間
2013年2月7日 (水) 0:00 ~ 2013年2月14日(木) 18:00(Get Ticket)
※情報解禁と同時での先行販売となります。また規定枚数になり次第終了致します。

■受付について
・お申込みはディスクガレージ インターネットチケット販売サイト『GET TICKET』をご利用頂きます。
・初めてご利用の方は、『GET TICKET』への会員登録(無料)が必要です。
・その他詳しくはお申込みページにてご確認下さい。
・本受付は、必ずしも優先的に良いお席をご用意するものではありませんので、予めご了承下さい。

■申込ページ 【PC・携帯・スマートフォン共通】
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※ディスクガレージおよび『GET TICKET』ホームページからはお申込みできません。
必ず上記申込ページURLよりアクセスして下さい。

■お申込後の住所変更・申込内容確認
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