「歯が命」

「芸能人は歯が命」。ありましたね、このフレーズ。東幹久さんと高岡早紀さんのCMで、歯がキラッとなってるの。芸能人は歯がキレイじゃないとダメなんだぁって、ちっちゃい頃思ったっけ。たしかにきらっとした白い歯がちらっと見える笑顔。うん、好感度高い。もちろん、八重歯が可愛い人もいっぱいいるけど、素敵な歯並びと白い歯って言うのは可愛さの条件のはず。女の子はみんな「歯が命」。今回は、私の歴”歯”について語らせてください。

とんでもなく歯並びが悪かった私。なんと、前歯が三本。ウソみたいに思うでしょ？でも、たまにそういう事ってあるみたい。私の歯科矯正は小学校２年生からスタート。かなり早めのスタートだけど前歯をそろえる事から始めます。まず乳歯が抜けたら、レントゲンを頼りに真ん中の大人の前歯を抜歯。この歯の根が深くって、かなり痛かったの覚えてる。それから歯茎を少し削り、歯茎の中に埋もれていたこれから生えてくる大人の前歯に金具を装着。そして下の歯にも金具をつけて、上下を輪ゴムで引っ張る。待つ事２年。真っ直ぐに立派な前歯が生えました。

次は奥歯の番。あごの容量に対して歯が大きすぎるから、このままじゃ全部入らない。犬歯の隣の歯を抜いて、少しずつ少しずつ、歯の隙間を埋めるように歯を移動させる。毎月一回歯医者に行って、微調整の繰り返し。金具をきつく締めては痛くなる。歯はじんじんするし、口の中にいっぱい口内炎できたし、なによりもご飯が食べにくい。うぅ。でも全ては素敵な歯並びのため。５年の歳月を経て、中学３年生の時には完璧な歯並びに。なんて美しいんでしょう？真っ直ぐにそろったライン。虫歯ひとつない白い歯。先生、お父さん、お母さん、そして痛さにたえた自分、ありがとう！

ただ、その喜びも束の間。大学生になってもう一度やってきた恐怖。そう、親不知。嫌なうずきなんですよね、これが。でも、

「歯並びが悪くなってしまう可能性ありますよ。」

「もちろん、抜きます！すぐ、抜いてください！」

即座に手術をセッティング。生え方が厄介だったので３時間の大手術に。まず、あごの骨を削って窓を作って、その窓から歯を二つに割ってとりだす。色んな音が聞こえるし、かなり痛いけど、これも歯と戦う私の運命。我慢するしかありません。抜歯は無事終了。一週間くらいはれたけど、これで心が晴れやかに。もう、心配になることはないんだ。

ふう。なんか長々と書いちゃった。これだけ歯医者にお世話になってます。きれいな歯並びを手にいれるためには、時間も気力もお金だって（お父さん、ありがとう！）かかったはず。

今、キレイな歯並びの方、それは当たり前のことじゃないんですよ。そして、今歯並びで悩んでいる方、大人になってからも歯科矯正はできます！金具を使わない方法もあって、プラスチックのケースで動かせるから、あんまり目立たないしね。私の母は５０歳を超えてから始めて、今はキレイな歯並び。前よりも笑顔が可愛くなったしね♪

歯並びがよくなってから、食事も美味しくなったし、笑う事も楽しくなった。歯がしっかりとある事に感謝しながら、食事を楽しむ。それが、大切なのかもね。左右を均等に使うように意識すると、歯並びが崩れにくいんだとか。美歯習慣、大切にしましょ♪