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大寒の終盤を迎えて立春まであと数日。新しい春の始まりがもう目の前です!春が近いと言えども、とにかく寒い!わが家は横浜市内にありますが、朝起きて車の温度計を見てみると、なんとマイナス6℃!外の水道は凍って氷柱のようなものが蛇口から顔をのぞかせ、菜園の野菜たちは霜で覆われほどの極寒地です。

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冬のあいだの電力自給生活は、苦難を強いられるようなイメージを抱かれることが多いです。「冬のあいだはどうやって暮らしているのですか?」「電氣が無いって大変ですよね。どうやって暖をとるのですか?」と聞かれます。
まず根本的な誤解をときますと、〝電氣が無い〟のではなく、〝電氣を自給〟しているので、ちゃんと電氣はあります(笑)要は、電力会社におカネを払って電氣を供給してもらうのか、太陽光パネルなどを使って自分たちで電氣を作って使うのか、ただそれだけの違いです。野菜をスーパーで買うのか、それとも自分たちの畑で作って食べるのか、この違いと全く一緒です。

もうひとつよく誤解されるのが、太陽が出ている昼間しか電氣が使えないという思い込み。蓄電池(バッテリー)があるので、夜でも一般的な普通の暮らしをしています。

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日中発電した電氣を、物置に設置したこの蓄電池にためておくことで、夜や曇りや雨の日でもみなさんと変わらない暮らしができます。ただ、お天気などによって発電量が変わってきますし、限られたエネルギーの中で生活しますので、「足るを知る」意識や、暮らしにおける工夫や知恵が必要な、ちょっとユニークな暮らしでもあります。
今灯は、実際に冬のあいだはどのように過ごしているのかを、誤解をとけるようにお伝えしたいと思います!寒い部屋の中で毛布にくるまって青っぱなを垂らしているような、そんなイメージを拭えることを祈って…(笑)

まず、朝起きたらエアコンをつけてお部屋を暖めます。だいたい朝の6時半から10時くらいまで使用しています。もちろんまだ太陽はパネルを照らしていないので、蓄電池にためてある電力から使います。

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午前10時を過ぎると、お日さまがお部屋に入ってきますので、エアコンを止めます。わが家は真南向きで、目の前に建物がないので、太陽の光が燦燦と差し込みます。

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杉の木材で建てたお家なのですが、杉は蓄熱する特徴があります。太陽の光が当たった杉の床はその太陽の温もりを保持してくれます。まるで床暖房が入っているかと思うくらい暖まるのです。先日いらした方が、「暖房を使っていないのに、こんなにお家が暖かいなんてビックリです!」とおっしゃっていました。

寒い夜をぬくぬくと眠る切り札は、こんにゃく!

曇りや雨の日などの寒い日は、上記のようなお日さまの天然暖房の惠みは得られないので、エアコンに加えて電氣ストーブを使っています。

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このストーブは100w/hから使える優れもので、小さな電力で暖をとれることは、電力自給者にとってはありがたいこと!だいたい300w/hの強さで、身体の近くにおいて暖めています。それでも寒い日は、ガス床暖房を使います。でも、エアコンと電氣ストーブがあれば十分ですので、今冬を迎えてからはまだ3度ほどしか使っていません。

夜になればまた冷え込んでくるので、エアコンや電氣ストーブを使います。しかし、わたし一人でお家にいるときは、暖房器具は使いません。17時くらいにお夕飯を食べて、19時くらいにお風呂に入って身体を温めて、温まったまま20時にはさっさとお布団に入って寝ます(笑)
太陽と共に生きるようになってから、日没後に身体を起こしていることや、照明などの光を浴びることが苦手になってきました。当初は、蓄電池の電力消費を抑えるために22時を過ぎたら寝るようにしていたのですが、身体がどんどんお日さまリズムと同調するようになって、いまでは陽が沈むと心も身体もお休みモードにスイッチが切り替わるようになっています。最近は20時以降になると起きていられません(笑)
電力自給をしていると、夜に電氣を使うことがどれだけ身体や地球に負担を強いることであるかがよく分かります。夜は暗いのが自然なのです。休む状態であることが大切なのです。

ということで、夜になるべく電氣を使わないわが家では、暖房をつけたまま寝ることは絶対にないですし、電氣アンカなどもありません。でも、寒くて寝られないなんてただのストレス。そこで、電氣に頼らず温かく幸せに寝られるアイテムがこちら!

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その名も「こんにゃく湯たんぽ」♪これ、ものすごくオススメです!

自然療法のお手当で、「こんにゃく湿布」というものがあります。熱湯で10分ほど茹でたこんにゃくをタオルに包んで、丹田(おへそのあたり)と肝臓の上に30分置いて温めて、今度はうつ伏せになって腎臓の上に30分置いて温めるものです。風のひき始めや、疲労や、ホルモンのアンバランスや、いろいろな不調を助けてくれるお手当です。
この「こんにゃく湿布」からヒントを得て考案したのが、「こんにゃく湯たんぽ」。袋のまま茹でて、タオルに包んで、湯たんぽ同様にお布団のなかで使うだけ♪防水布でつくられている湯たんぽカバーに入れてもOKです。

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わたしはお腹の上に置いたり、足元に置いたりして寝ています。こんにゃくの保温効果は絶大で、明け方まで温かさが持続します。それゆえ、大量の寝汗が出ることもしばしば。念のため枕元に着替えを置いているくらいです。
このこんにゃく湯たんぽは、温かくてきもちよくて、なぜか睡眠の質が上がります。電氣代もゼロ円ですし、みなさんもぜひ試してみてください♪

ということで、わが家の冬の電力自給生活は、エアコンや電氣ストーブなどの文明の恩恵を享受しつつ、こんにゃくという昔の人の知恵を混ぜ合わせた、そんな過ごし方です。決して、寒さに震えながら忍耐を貫くような生活ではないことを知ってくださいね(笑)