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先月、夏の真っ盛りの中、奈良県天理市にあります石上神宮に、「禊と鎮魂(ちんこん)行法」の研修に参加してきました。

この鎮魂行法は、口伝口授により、石上神宮に伝承されてきた古来からの行法。

布留部の神業(ふるべのかむわざ)と呼ばれ、魂を再生させる行法です。

 

これまで紹介してきた「禊」が動の行法だとするならば、

「鎮魂」は、静かに座して心を鎮めていく「静」の行法です。

「鎮魂」は、ちんこんとも、また、たましづめとも呼ばれます。

 

平安時代の書物『令義解』(りょうのぎげ)には、

鎮魂とは、自分の身体から出ていこうとする魂を、身体の中の中府におさめるものだと、記されているそうです。

 

他にも、魂振りは、神のみ業を頂いて、自分の身体に鎮めていくもので、身体を活性化させていくとも言われています。

 

 

 

この行法では、石上神宮の祝詞「十種神宝祓詞」「ひふみの祓詞」を奏上します。読み方は、とくさのかんだからのはらえことば!

 

この神宝とは、死んだ人をも蘇らせるものです。

伝承では、ニギハヤヒの命という神さまが、高天原(たかまがはら)という天上から命を受けて、この地上に降りて、大和の国を平定するときに、天照大御神(アマテラスオオカミ)から授かったのが、「十種の神宝」であったと、『旧事本紀』(くじほんぎ)に書かれているのです。

 

少し難しくなりますが、・・・神社や神道について書こうとすると、漢字がものすごく多くなります・・・(苦笑)パソコンで変換するのも実は大変!(笑)

 

澳都鏡 辺都鏡 八握剣 生玉 足玉 死反玉 道返玉 蛇比礼 蜂比礼 品物比礼

さて、これはなんと読むでしょう?

 

おきつかがみ、へつかがみ、やつかのつるぎ、いくたま、たるたま、まかるがへしのたま、ちがえしのたま、へびのひれ、はちのひれ、くさぐさのもののひれ

 

いくつ分かりました? 難しいでしょう?

 

鏡、剣、玉、比礼(これは古代の女性が正装でつけていたマフラーやショールのような細長い布)の「十種の神宝」。

この神宝を「布留部―ゆらゆらと布留部」・・・振っていくと、死者さえも蘇ったと記されています。

 

次回もこの続きを少し。

そして、大好きな「伊勢の神宮の特集」をと予定しています。

 

難しい漢字におつきあい有難うございます。

 

感謝を込めて。

プロフィール

image川村一代
「女性自身」記者として活動の傍ら代替療法と「癒し」をテーマに
ヒーリング特集を執筆。
2001年『myselfhelp 困ったときに読んでみて』(愛育社刊)を上梓。
2003年、國學院大學神道文化学部入学。専攻は神道と宗教学とスピリチュアリティ。同年米国のヒーリング単科大学BBSH(Barbara Brennan School Of Healing)入学。
2007年3月國學院大學卒業。神職資格授与。6月BBSH卒業。
現在は記者活動と、高知県の権禰宜を務めている。

Blog http://healingforest-kazu.de-blog.jp/blog/

 

 

 

 

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