ベトナム戦争下のサイゴンで、死にゆく兵士たちを励ますために踊り続けた一人の日本人女性がいた。混沌としたアジア諸国を渡り、バンコク日本人社会では、知らぬ人はいない存在となっていた。現在、バンコクで居酒屋「まりこ」を営む武山真理子さん(81)。1932年、台湾・高雄市で生まれる。父は実業家で家政婦がつくお嬢さま育ち。4歳で児童舞踊団に入り、高雄の兵隊の慰問に呼ばれ、無邪気な...

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