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(写真・AFLO)

‘13年夏――。ファンが待ちに待った来日公演の当日、アイスランドが生んだ“歌姫”ビョークの楽屋は騒然としていた。

 

体調を崩し、「公演をキャンセルしてほしい」と訴えるビョークに、関係者たちはあわてふためいて1 人の整体師を緊急招集した。駆け付けた整体師の施術で、すっかり元気になった歌姫は、無事に満員のファンが待つステージに立つことができたのだった――。

 

この“神の手”整体師が、アート治療院(新宿区四谷)の宮本佳浩院長(45)だ。宮本さんがこれまで施術した有名人には、ビョークに負けない世界的セレブの名前がズラリ!ロックバンド「レッド・ホット・チリ・ペッパーズ」や「コールドプレイ」、「オアシス」「メタリカ」などの超大物アーティストを始め、日本でも歌舞伎界の大物一家の名前も。芸能界だけでなく、いまをときめくボクシングの世界チャンピオンや、国会議員や知事などが長年の顧客として名を連ねる。

 

冒頭のビョークは、宮本さんの施術に感激し、来日中は朝にホテルで1回、ステージ前に楽屋で1回、ホテルに帰って夜も1回という1日3回の施術を、4日間も続けて受けたという。

 

「日本人には、“痛・気持ちいい”という感覚がありますが、外国人には“痛い”のは悪いこと。でも、ビョークさんは、私の施術で痛みがあっても、“あなたはパワーを与えすぎるのね”とポジティブに受け取ってくれました(笑)。よほど気に入ってくださったんでしょうね」

 

レッド・ホット・チリ・ペッパーズ(レッチリ)のボーカル、アンソニー・キーディスに施術したときは、10年来の首の痛みを取り除いてあげて、とても喜ばれたそう。レッチリにはお抱えのトレーナーと食事管理のスタッフもツアーに同行していたが、宮本さんも一緒のツアーバスに乗り、日本中を回った。

 

だが、レッチリをよく知らなかった宮本さんは、移動中のバスで、ベースのフリーに「あなたは何をしている人ですか?」と聞いてしまったそう。それを見たメンバーは、「君は最高のコメディアンだ!」と大喜びしたという。そんな気さくな人柄も、セレブを魅了しているようだ。

施術料は90分3万円。高額だが、今回がマスコミ初登場の宮本さん。宣伝もほとんどしていないなかで、セレブから一般人まで通う人が後を絶たない。世界中のセレブが殺到する“神の手”の施術、一度は試してみたい!

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