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7日続けて新型コロナウイルスの新規感染者数が200人超えを記録するなど、パンデミック寸前の東京。その大きな一角を占めているのが新宿区だ。

 

同区は7月29日時点でこれまで1,762人の患者を出しており、東京都の市区町村でトップ。この数字は2位である世田谷区の921人(29日時点)のほぼ倍というのだから、ずば抜けて多いことがわかるだろう。

 

そんな同区は感染者に10万円の見舞金を給付するという独自の施策を行っている。4月7日時点で新宿区に住民登録がされているなど、諸条件をクリアし、PCR検査で陽性判定を受ければ誰でも受け取ることができる施策。1,000人に支給することが想定されており、同区は6月19日に関連経費約1億円を計上した補正予算を可決。早ければ8月から支給が開始されるという。

 

本来なら感染によって経済的損失を被る人への生活支援の側面が強いものだが、一部には“勘違い”している人もいるようだ。

 

ホストクラブやキャバクラといった接待を伴う飲食店、通称“夜の街”の代表格である新宿・歌舞伎町からほど近い東京女子医科大学病院の関係者は怒り混じりにこう明かす。

 

「2週間ほど前の深夜のことです。救急センターの待合室に泥酔したホスト4名が現れて、当直の看護師に『ねぇねぇ、コロナ病棟ってどこにあるの? 俺たち仕事もないからお金ないし、コロナになって10万欲しいんだよね』と話しかけたそうです。看護師は軽くいなして追い返したそうですが、最近、まるで感染を望んでいるようなホストの人が何人も病院へ押しかけてきているといいます」

 

7月22日~28日に東京都で発生した1,800人の感染者中、200人と1割以上を占める“夜の街”。そんななか、同病院に見舞金欲しさから検査を求める“夜の街”の関係者が押しかけているというのだ。

 

前出の関係者は語気を強めながら続ける。

 

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