画像を見る

「女性がたくさん入っている理事会は時間がかかる」などと発言し、国内外から女性蔑視として批判を浴びた東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長(83)。

 

釈明会見では辞任を否定したが、それは周囲から引き留められての判断だったという。毎日新聞によると、森会長は「元々、会長職に未練はなく、いったんは辞任する腹を決めたが、(組織委の)武藤敏郎事務総長らの強い説得で思いとどまった」と経緯を明かしている。

 

「森会長が問題となった発言をした際には、周囲から笑いが起きました。このことについてJOCの山下泰裕会長(63)は『指摘する機を逸してしまった』と釈明し、進退についても『最後まで全うしていただきたい』と擁護。橋本聖子五輪相(56)も辞任は求めませんでした。

 

スポーツ庁の室伏広治長官(46)は『我々はすべての女性の味方』などとコメントを発表しましたが、森会長についてはノータッチ。国際的にも問題視されているなか、このような組織委や政府の保身的な対応に批判が広がっています」(社会部記者)

 

次ページ >「傍観してきた結果が今につながっている」

【関連画像】

関連カテゴリー: