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《ヒヒラギの 葉の趣に 似たるなり タイ山村の 炉に立つ火揺らぎ》学習院大学名誉教授の川嶋辰彦さん(享年81)が今年1月に送った年賀状には、こんな短歌も書かれていた。ヒヒラギとは柊のこと。尖った葉を持つ柊は、炉でゆらめく炎に似ているという歌のようだ。川嶋さんの知人はこう語る。「川嶋先生の胸の内のざわめきが強く伝わってきます。お孫さんの結婚問題については口を閉ざしていらっ...

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