画像を見る

第210回臨時国会が12月10日に行われ、約29年ぶりに土曜日の国会審議となった。

 

その理由は、旧統一教会問題をめぐる被害者救済新法を会期内に成立させるため。

 

同法案は参議院で可決され、成立した。

 

旧統一教会をめぐっては、山際大志郎前経済再生担当相(54)が教会関連の会合に出席していたことや、教会のトップと集合写真を撮っていたことが発覚し、更迭されている。

 

さらに、「法務大臣は朝、死刑のはんこを押し、昼のニュースのトップになるのはそういう時だけという地味な役職」などと失言した葉梨康弘前法相(63)や、政治資金収支報告書に、すでに亡くなった人物を会計責任者として記載したり、600万円の借り入れを記載しないといった”政治とカネ”問題が続々と発覚した寺田稔前総務相(64)も相次いで更迭されたのだ。

 

1カ月の間に閣僚3人が更迭されるという“辞任ドミノ”が発生ーー。

 

この異常事態や防衛費増額のための増税などを受けて、岸田政権交代の声が続々と上がり、岸田内閣の支持率は下落の一途をたどっている。

 

そんな“ポスト岸田”の声が大きくなるなか、本誌では“岸田首相と代わってほしい(再任してほしい)”2000年代の歴代首相アンケートを実施。ランキングを作成した。回答したのは男女663人。

 

第3位にランクインしたのは、菅義偉氏(74)。在任期間は’20年9月〜’21年10月までの約1年間と短かったが、選んだ理由には以下のような在任中の功績を高く評価する声が多数寄せられた。

 

《地味だったけれど、結構実績を残しているからです》(40代女性・会社員)
《いまさらですが、かなりの実行力あって、結果も残していると思うので》(30代女性・会社員)
《在任期間は短かったが、実行力があり実現させた政策が多い。現総理と比較するまでもない歴然とした差がある》(50代女性・専業主婦)
《最低賃金の大幅な引き上げに取り組んでくれたから》(10代以下女性・学生)

 

実際に、菅内閣では約1年間でワクチン接種率で世界トップクラスの水準を実現したほか、携帯電話料金の大幅値下げ、不妊治療の保険適用、デジタル庁発足、小学校35人学級、若い世代のための医療費窓口負担見直し、最低賃金過去最高の引き上げなど、数々の功績を残してきた。

 

続いて第2位にランクインしたのが安倍晋三氏(67)だ。第二次安倍内閣では憲政史上最長となる7年8カ月在任。

 

選んだ理由には、ドナルド・トランプ前大統領(76)との友好的な外交関係や、“アベノミクス”と呼ばれる経済政策を評価する声が目立った。

 

《外国との交流に関して特に力を入れていた 印象があるため》(10代以下女性・学生)
《外交に力をいれ結果を残しているから》(40代男性・会社員)
《功績が大きかったし直接外交のできる総理なら海外の総理とも対等にスムーズにコミュニケーションがとれるから良いと思います》(30代男性・無職)
《当時は分からなかったが、大人になり、子を持つ親となってから、政治と向き合うようになり、その中でも、日本の治安や経済が良好傾向にあったのが安倍元総理だったから》(30代女性・専業主婦)

 

安倍氏は’22年7月、選挙演説中に銃撃され、帰らぬ人となってしまったが、今でも“再任してほしい”という声は多いようだ。

 

次ページ >「岸田首相と代わってほしい歴代首相」で見事1位となったのは……?

出典元:

WEB女性自身

【関連画像】

関連カテゴリー: