18日、東京・渋谷のNHKで、女優の松下奈緒(25)と俳優の向井理(28)が現在放送中の連続テレビ小説『ゲゲゲの女房』のクランプアップを迎え、セレモニーが行われた。朝の総合テレビでの放映時間が従来より15分早まって午前8時からになった影響もあり、初回3月29日の視聴率は朝ドラで過去最低の14.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったが、回を重ねるごとに人気は高まり、7月12日には最高21.8%を記録し、原作本もベストセラーになった。2人は、10カ月に及んだ撮影を振り返り、松下は「大変なことはたくさんあったけど、それと同じぐらいたくさんの人が支えてくださいました…」と感極まり涙を流した。向井も目に涙を浮かばせながら、「この作品が自分の財産になったことは間違いありません。プレッシャーの中からスタートし、水木しげる(88)という巨人をどう砕いて、呑みこんで、吐き出してやろうかということを考えながら演じました。今は、達成感や喪失感などいろんなものがゴチャ混ぜになっている気分です。とにかく感謝の言葉しか浮かびません。ありがとうございました。」と感謝した。(撮影:小山伸正)

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