30日、東京・台場ZEPP TOKYOで映画『死刑台のエレベーター』のスペシャルプレミアが行われ、出演者の吉瀬美智子(35)、阿部寛(46)、緒方明監督(51)、ルイ・マル監督(享年63)の子息、マニュエル・マルが出席した。同作は、1957年に製作された、ルイ・マル監督によるヌーベルバーグの傑作を世界で初めてリメイク。完全犯罪を計画する大手企業グループを率いる会長の妻・芽衣子(吉瀬)と、それを実行しようとする愛人の医師・時籐隆彦(阿部)とが、些細なことで運命の歯車を狂わせていく姿を描いた物語。黒のドレス姿で登場した吉瀬は、自身の演じた役について「悪女と言われている役だが、私はそうは思わない。愛に忠実で覚悟を決めた女性の潔さや強さを演じられていると思う」と話し、「フランス映画に負けないような空気や世界観を出せたと思う」と自信を見せた。阿部は、「僕は完全にエレベーターに閉じ込められてしまいます。ここまで極限状態に追い込まれる情けない役は初めて。でも新鮮でしたよ。愛に翻弄される男を毎日ストイックにやりました」と役を演じきったようだ。マニュエル・マルは、リメイク版について「素晴らしい作品。オリジナルに忠実であると同時に、非常にモダンな部分もあり、見終わったときに嬉しく思いました」と大絶賛した。(撮影:横山孝行)

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