1月12日、都内で映画『渾身』の初日舞台挨拶が行われ、伊藤歩(32)、青柳翔(27)、監督の錦織良成(50)らが出席した。
同じく出席した財前直見(47)は、「40歳すぎて(甲本と)純愛できた事も楽しかったです」と挨拶。それを受け、同じく出席した甲本雅裕(47)は、「直美ちゃんさぁ…。皆様、本日はお越しいただきありがとうございます………」と、財前の言葉にドキドキしたと、困惑を隠せない様子だ。
撮影中は地元の人たちと密にコミュニケーションを取っていたそうで、青柳は「地元の方に冗談まじりに、『おい、勝っちまえよ』と映画の展開を知っているはずなのに言われた」とはなし、「熱い方達が沢山いた」と感慨深げ。カメラのテープ替えの際なども、場をもたせるためにスタッフと地元の人が相撲をとり、「みんなで周りから塩を投げていた」と裏話もして会場を沸かせた。
伊藤は舞台挨拶中、「3.11の大地震後、精神的に落ち込んでいた。でも、監督や島根の方に会って元気をもらった」と感極まって涙を見せた一場面も。「この映画は悪い人が出てこない。こんな映画があっても良いんじゃないかと思う」と話、会場を後にした。