初回視聴率20.1%と好発進を切ったNHK朝の連続テレビ小説『あまちゃん』ヒロインの能年玲奈(19)。1953人のなかから選ばれた彼女は、共演者の小泉今日子(47)に「天才コメディエンヌ」とまで言わしめた逸材だ。新・朝ドラヒロインを育んだのは、どんな場所だったのか――。

能年が生まれたのは、兵庫県神河町。姫路市から電車で1時間ほどにあり、映画『ノルウェイの森』のロケ地にもなった大自然あふれる場所だ。そこで彼女は父親と母親、ひとつ年下の妹の4人で県営住宅に暮らしていたという。一家をよく知る近所の住人は語る。

「お父さんはホリの深い男前で、お母さんもかなりの美人でした。お父さんは鉄筋工で、身長が180センチ近くあって筋骨隆々。でも、おとなしい性格の方です。お母さんはしっかり者で、工場で働いていました。あまり身なりには気を遣っていませんでしたが、玲奈ちゃんらにはオシャレな服を着せていました」

そんな母の影響もあってか、小学校に入ったころには『モデルになりたい!』と言っていたという能年。華やかな職業に憧れを抱くいっぽうで、共働きの両親に代わって、妹の面倒をみるのも彼女の役目だった。

「お母さんが家に帰って来るまで、おなかを空かした妹に、おにぎりを作ってあげたりしていたようです。家族思いの、とてもいいコでした」(前出・近所の住人)

彼女の転機は13歳のとき。第10回ニコラモデルオーディションに応募したところ、グランプリを獲得したのだ。以来、モデルとして活動するかたわら、女優を目指すようになった彼女は、地元・兵庫県から東京まで通いながら夢を追い続けていたという。

「女子小中学生向けファッション誌『ニコラ』のモデルになってから、彼女は定期的に東京までレッスンに行っていました。お母さんが付いてあげたのは最初のうちだけ。しばらくすると一人で東京まで新幹線で通っていましたね」(能年の友人・A子さんの母親)

関連カテゴリー:
関連タグ: