NHK連続テレビ小説『花子とアン』出演でブレイク中の鈴木亮平(31)。近ごろ、街では「村岡印刷さん」と声をかけられるそう。その一方で、筋肉美を披露する作品が多く、肉体派なのかと思いきや、本人は英語がペラペラの知性派だ。

 興味をもつと、とことん追究する性格で、世界遺産検定1級の資格を取得。珍獣に関心をもち、思い立ったら動物園へーー。興味の振り幅と同様に、彼の役の振り幅は広い。そこで、今までに出演した映画の中から4作品をピックアップ!本人に作品への思いを語ってもらった。

『シュアリー・サムデイ』
 小栗旬が、小出恵介を主演に初監督した作品。
「小栗旬という人間と深く知り合えたことで、今の自分がいます。監督であり、俳優としても大先輩で、でも同世代という不思議な関係で。共演の勝地涼は今でもいちばんの仲よしで、芝居のことを真面目に相談したり、本の読み合わせの相手をしてもらったり。そういう関係を築ける仲間ができたことは大きいですね」

『ふたたび』
 初主演映画で、かつての名ジャズ・トランぺッターを祖父にもつ青年役を演じた。
「塩屋俊監督(故人)は、僕がプロの役者になるきっかけを与えてくれた人で、英語でいう“メンター(mentor)”、指針とするような人で、芝居の先生でもあるんです。思い出すのは、『お前が俺の夢の続きをやってくれ』と言われたこと。世界に行け、と。監督に似ていたんでしょうね、英語を話すし、大学出ている役者も珍しいですし。もし、今、話ができたら、僕のこれからの方向性とか、アドバイスしてくれたと思いますね」

『HK/変態仮面』
 主人公は、女性のパンツをかぶるとパワーアップする異色のヒーロー。小栗旬が脚本協力。15キロの増量で撮影に挑み、鈴木の出世作に。
「旬くんが、『亮平を主演でやりたいものがある』と言ってきたのがきっかけで。おもしろい!これは、日本だけじゃなく、絶対、世界でウケる、と。映画の魅力って、そこも大きいんです。海外で評価されたらうれしいし、旬くんが『お前しかいない!』って言ってくれるなら、自分しかいないのか、と(笑)」

『TOKYO TRIBE』
 園子温監督・脚本で、カナダ・トロント国際映画祭に出品。近未来のトライブ(族)の抗争が描かれ、鈴木は族のボスを演じている。
「園さんは、『何を言ってこようと、その想像を超えるものを出してやろう!』と思わせてくれる監督。彼が創造するぶっ飛んだ世界観の中で、『ここまでやっていいんだ』と、自分の芝居の幅が広がったかなと思います。作品が世界に出て、『鈴木亮平という役者がいる』というのを認知してもらえたらいいですね」

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