「母としては息子の健康とケガのことだけが心配ですよね。ボールが頭にあたったこともありましたし、足がつったり捻挫したこともありました。でも、大したことなくてよかったです。健康でケガをしなければ、それだけで親は満足ですよ」

 こう話すのは、日本ハムの大谷翔平選手(20)の母・加代子さん(51)。岩手県奥州市に住む母は、息子の一年間をこう振り返った。今季、大谷は投手としては11勝を挙げ、打者としても10本のホームランを放った。同一シーズン「2ケタ勝利&2ケタホームラン」は日本球界では初めての快挙だ。
 
母は、プロ野球選手として各地を転戦する大谷の健康を気に掛ける。

「新人の寮は練習場がある千葉県鎌ケ谷市に、合宿所は本拠地の札幌にあります。そのほか、地方への遠征では、ホテルを転々としているようで、ちゃんと体を休めているのかが心配でした」

 加代子さんが、大谷と最後に会ったのは、今年の1月だという。

「実家には1月のオフに帰ってきたきりで、それだけですよ。今シーズン中は全然会ってないんです。ときどき、家族の近況などをメールするんですが、返事はないですね。自宅にいたのは中学までで、高校から寮生活をしていましたから……。男の子なんて、そんなものかと思っています」
 
 元社会人野球の選手で、地元の野球チームの指導をしている父・徹さんもこう語る。

「(普段の連絡は)一切ないですね。便りがないのは元気な知らせだと。翔平の試合は、テレビ観戦で応援しています。今年20歳になったので、年明けの成人式には帰ってくると思います」

 大谷の“2年目の飛躍”の陰にあった両親との“断絶”9カ月。その間は野球に集中するため家族との交流も絶つという彼の強い意志があったのだ。両親の心配をよそに、球界のプリンスは大きく羽ばたいている!

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