「互いに嫌いで別れたわけではないですからね。離婚後も連絡を取り続けていました」と語るのは、やしきたかじんさん(享年64)の前妻の親族だ。百田尚樹氏(58)の著書『殉愛』は、彼のメモに加え、妻・さくら氏(33)の証言などをもとに構成されている。この前妻は06年にたかじんさんと離婚したが、実はその後も親交は続いていた。

だが『殉愛』では《その嫁が去年、ヨリを戻したいと言うてきた。(中略)別れて十年近く経つのに、復縁なんてありえへん。はっきりその気はないと言うた》という彼の言葉がある。同書には、この前妻がたかじんさんの葬儀で「人体模型みたいで、けっこうグロイよ」とさくら氏に耳打ちしたとも書かれているが、彼女の親族は憤りを隠さずこう語る。

「本が出て、すぐ彼女から怒りのメールが来ました。『そんなことは絶対に言っていない』と言っていました。それにヨリを戻したいと言っていたのは逆。たかじんさんは彼女にずっとラブコールを送っていましたから。彼女は別の男性と結婚していますが、それでも彼は諦めきれず、私にも『なんとか前妻との仲を取り持ってほしい』と言ってきたほどです」

この前妻へのたかじんさんの思いについて、生前の彼を知る複数の人が同様の証言をしている。親族は「闘病中もたかじんさんから連絡があり、細かく検査の数値や治療法などを知らせてきていたそうです。そして何度も復縁したいと伝え、『お前に最期を看取ってほしい』とも言っていたそうです。最後にそうした連絡があったのは13年8月ごろ。彼女は『一度は愛した人。主人の許可が得られたら私が看取るという選択肢も考えた』と言っていました」と続ける。13年8月といえば、たかじんさんが再発したがんと闘っていた時期。だが急に連絡は途絶え、2カ月後に彼はさくら氏と結婚したのだ。前出の親族がこう語る。

「たかじんさんの携帯に登録されている彼女(前妻)の電話番号が変わっていたそうです。090が080になっていて……。さくらさんが彼の携帯から彼女に訃報を知らせてきたとき『登録していた電話番号が変わっていて連絡できませんでした』と言ったそうです」

 それでは、彼からいくら前妻に連絡していてもつながらない状態だったということになる。さくら氏は「主人は嫌なメールはかたっぱしから消す人だった」と語っており、今となっては前妻とのやりとりを示す証拠はない。だが彼の弟子の打越元久氏(56)も言う。

「マネージャーのKでさえ、たかじんさんと連絡が取れなくなっていたと言っていました。さくらさんの電話はつながるのですが、彼女が『誰とも話したくないと言っています』と言うので、会うのを控えていたそうです」

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