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おしどり夫婦って、いったい内情はどうなっているのでしょう。ハタから見れば仲睦まじく見える2人。でも蓋をあければそれが対外的な顔であったり、男女関係は別問題と割り切っている夫婦も見かけます。

 

先日、“おしどり夫婦”で有名な俳優でタレントの太川陽介さん(58)と女優の藤吉久美子さん(56)夫婦に危機が訪れました。藤吉さんがかねてから仕事でお付き合いのあったプロデューサー男性と不倫関係にあるとして、週刊文春にスクープされたのです。

 

これを受けて2人はそれぞれ会見。太川さんは会見中も終始笑顔で「何をやってるんだバカモン!」「僕は妻を信じます」と亭主関白キャラで妻を擁護。騒動の収束を図った形になりました。

 

一般社会においても“おしどり夫婦”と呼ばれる夫婦の中には、冷え切った関係であることが少なくありません。また2つのポイントに注意しながら夫婦を見ていくと、実はいびつさをはらんだ関係が見えてくることもあるのです。

 

■それって本物?“ニセおしどり夫婦”に共通する2つの行動!

 

世間体や社会性を大切にする日本において、おしどり夫婦でいるメリットはまだまだ多いのが現実。そのため夫婦関係はすでに終わっているのに、対外的には良好な夫婦関係を意識的に見せるご夫婦はいらっしゃいます。

 

とくに最近はSNSを使い、仲睦まじい夫婦を演じている数はかなり多い。ですがネット上での“ニセモノ”を見分けるには、2つのポイントがあります。

 

1つは実際の行動との乖離です。本当に仲睦まじい夫婦であれば、当然パートナーのことは大切にしています。つまり忙しくても単身赴任でも、可能な限り家族に対する時間を取っているものです。

 

以前筆者が見た仮面おしどり夫婦の例でいえば、ある大手企業勤めの男性が思い出されます。彼は大きなイベントごとに妻を招待し、感謝の言葉をネットにたびたび投稿。ハタからも「妻想いの仲良し夫婦」として認識されていました。

 

しかし本当に身近な人の意見は違いました。彼は平日でも飲み歩き、土日は友人や仕事仲間と出かけてばかりだったそうです。そのため周囲は「本当に奥さんは独身さながらに時間を使う彼を許しているのか」と疑問を抱いていました。

 

するとやはり、しばらくしてから彼の不倫が判明。結局SNSの投稿はすべてアピールだったため、離婚を切り出されたそうです。ネットは言葉1つでいくらでも着飾れますが、ウソか本当かは行動を見ればあきらかであるいい例ですね。

 

2つ目は、両者がSNSをそれぞれおこなっている場合に指標になるポイントです。それは双方の投稿に温度差がありすぎる夫婦は要注意ということ。たとえば妻だけが妙に夫への感謝や夫婦生活を投稿していたり(添えられた写真に夫の姿は出てこない)、夫が夫婦論をつらつらと語っていたりするやつです。

 

先ほどの例で出した男性もそうですが、片側だけが過剰に夫婦愛をアピールしている場合は“対外的な目を意識しての行動”であることが大いにあります。皆さんのまわりにはどの程度“ニセおしどり疑惑”のご夫婦がいらっしゃるでしょう。それでも平穏が保てているなら幸せなの……かも?

 

■なぜ50代女性は不倫に走るのか?

 

また仲睦まじいかどうかは別にして、40代50代と子育てが落ち着いた女性たちの不倫はたびたび注目を集めています。既婚男性の不倫が普通の恋愛とそう変わらないのに対し、既婚女性の不倫は心の隙間や女としての存在価値を投影しての行為であることが多いため一般的に“本気”といわれます。

 

筆者が以前取材した50代の既婚女性の例をご紹介しましょう。彼女は夫婦関係を継続しながら、5年来の不倫関係にある男性がいるというのです。すでにカラダの関係がいちばんではないそうですが、なぜ続けるのか問うと「男女として接し続けられることに、夫婦とは異なる心地よさがある」と教えてくれました。

 

女性は年齢によって自分の立ち位置が女の子、女性、母、おばあちゃんと変化していきます。そうした一生の中でも常に“女”を忘れたくないと考えた結果、不倫に走るパターンもあるようです。

 

太川さんは会見で「だいたいおしどり夫婦というタイトルがつくと、なんかあるよね。やめたほうがいいよね」とコメントしていましたが、本当に自分の首を締めるだけなので無理に着飾らないほうがいいものです。

 

とはいえ2人の会見は号泣する妻と笑顔で健気に乗り切る夫という、ある意味仲睦まじい夫婦だからこそなせる合体技。外野からの口出しをさせない結果に導いた謝罪劇には「芸能界おしどり夫婦のトラブル対処法に、あっぱれ!」とでもいいたくなります。嗚呼、“おしどり夫婦”って難しい。

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