プペル美術館どうなる?西野側が回答「吉本と連携予定なし」
画像を見る 今も更地のままだったプペル美術館の建設予定地。

 

■建設予定地には吉本が3億円の根抵当権を設定

 

西野は’18年9月、美術館建設予定地として地元・兵庫県川西市に約350坪の土地を購入。さらには吉本興業がプロデュースするクラウドファンディング「SILKHAT」で支援を募り、約6千万円を集めていた。

 

だが本誌が現地を訪れたところ、今も更地のまま。そしてこの土地には吉本が3億円の根抵当権を設定していた。金融関係者が語る。

 

「根抵当権とは簡単に言うと、吉本が西野さんに『土地を担保に最大で3億円まで貸す』という取り決め。一度返済し終わっても再び借りる可能性があるので、双方の合意なしには消滅しません。

 

このプロジェクトは、夢の要素がかなり強い印象です。普通なら、こうした事業計画に巨額の融資をする銀行はまずありません。2年前の西野さんはまだ今ほどの実績もなかったでしょうから、なおさらです。きっと所属事務所だからこそ、温情をかけてあげていたのだと思います」

 

オンラインサロンの会員数が国内最大の7万人を突破し、その年会費だけで8億円の収入があるという西野。とはいえ3億円もの支援をしてくれる存在がなくなるとすれば、大きな痛手だろう。

 

そこで本誌は金銭を巡る吉本との関係について聞くべく、西野の会社に取材を申し込んだ。

 

まず担当者は「SILKHAT」からの約6千万円は、西野の会社へすでに「支払われています」と回答。また根抵当権については「全額返済済みで、債務は残っておりません」と答えた。

 

そして美術館建設で今後も吉本興業と連携する予定はあるのかと聞いたところ、こう返ってきた。

 

「美術館建設について吉本興業と連携する予定はなく、今後の計画の見直しの予定もございません」

 

吉本抜きでもプロジェクトは継続していくつもりだという西野。果たして、その“夢”は実現できるのだろうか――。

 

「女性自身」2021年2月23日号 掲載

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