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美貌や若さに自信があった人ほど、老化に直面したときの「エイジングストレス」が大きいという。輝いていたアイドルたちは年齢を重ねた今、そんな悩みにどう対処しているのだろう? そこで、’80年代アイドルが直面した「エイジングストレス体験」と、対処法を紹介。

 

「急にほてったり、眠れなかったり。これが更年期かな? と思うんですけど。受診のきっかけは番組収録中でした。ヒロミさんが『ママは更年期だからね』ってサラッと言ったら、共演者の女優さんが心配して病院を紹介してくださって。そのクリニックで検査と問診をじっくりとしていただき、ナチュラルタイプの塗り薬を処方してもらったんです」

 

そう語るのは’80年代、アイドル黄金期に絶大な人気を博した松本伊代さん(52)。このときの処方薬は結局、使うことなく「バッグに入れていただけで安心して」、お守り代わりにしていたという。夫のヒロミさんがさりげなく気遣ってくれることで、ほてりやイライラといった症状も和らぎ、いまではあまり気にならなくなったそう。

 

昨年の暮れに、自宅をリフォームしたことも大きかった。

 

「もともとのぼせたり、汗をかくことが嫌いで、夏場はシャワーだけ。湯船につかるのは年に2回くらいでした。けれど、ヒロミさんが『ママ、もっとちゃんと入らなきゃ』と素敵なバスルームを造り、そこにテレビも設置してくれたので、いま人生のなかで、いちばん湯船につかって温まっています(笑)」(伊代さん・以下同)

 

そのおかげか、不眠や肩こりもかなり解消。さらに「ママ、そんなことだと年を取ったら歩けなくなるよ」というヒロミさんのアドバイスで、少し長い時間をかけて散歩をする日もあるとか。

 

「いたわってくれるのは、やはり主にヒロミさんですね」と、確かにそのいたわりは半端ではない。伊代さんが「これ、いいなぁ」とつぶやいた商品が、数日後通販サイトから届くことも珍しくない。

 

「紅茶やお茶は、茶葉で入れてゆっくり飲むのが好きなんですが、つい最近、素敵なドリッパーが届きました。いま家に帰って、お茶の時間でくつろぐのが楽しみなんです。あと、ヒロミさんが作り置きしてくれる『小豆茶』も体にいいらしいので、よく飲んでいます」

 

こうしたパートナーへの安心感から、検査も受け、エイジングストレスと前向きに向き合う意欲が出てきたという伊代さん。いまタレント活動と主婦業の傍ら、月1のジム通いと、ストレッチも日課になっている。

 

「以前、番組の企画で先生に教えていただいたので、股関節の可動域をなるべく広げるようにやっていて。ベターッと開脚は無理ですが、代謝がよくなっていることを感じます」

 

そしてなんと、この数カ月間で、ピアノ、バイオリン、ダンスをいっぺんに始めたのだとか。

 

「ずっとやりたいと思っていて、このごろ次々と先生が見つかりました。きっと、ちょうどいいタイミングだったんでしょうね。だけど、とくにピアノは、子どものころから習っていたというのに、全然うまく弾けなくて大変です。でも、指の運動にもなりますから、脳の活性化によさそうですよ」

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