はるな愛 父は「男だろ!」とビンタ…自分らしさ封印した幼年期
画像を見る はるな愛、あどけない中学時代の学ラン姿

 

■母親は「いじめられるから、男の子っぽくしなさい」と……

 

そんな姿を見て、いつも怒っていたのが父親だ。

 

「『お前、男やろ!』って、バチーンって顔をたたかれたりして……。“なんで自分を隠さなくちゃいけないんだろう”“自分らしく生きたいのに”っていう悩みを、ずっと抱いていました」

 

歌好きの父親だったので歌手になる夢は応援してくれたが、歌わせたかったのは男性の演歌。

 

「西川きよしさんが司会をしていた『素人名人会』(’55〜’02年・毎日放送)に出場したときも、グレーのスーツ姿で五木ひろしさんの『長良川艶歌』(’84年)を歌いました。フリフリの衣装を着て出ている女の子が、すっごく羨ましかったです」

 

そんなはるなさんに、母親も「いじめられるから、男の子っぽくしなさい」と釘を刺したがーー。

 

「足を引っ掛けられたり、掃除用具入れに閉じ込められてひっくり返されたり、中学では壮絶にいじめられました。本当につらかったけど、キラキラしたアイドルをテレビで見る時間だけは別世界にいられて、現実が忘れられたんです」

 

一方で、体毛が濃くなり、声変わりもしてくる。心と体のバランスが崩れ、行き着く未来が見えない不安を抱えていたとき、ものまね番組に出演する機会を得た。

 

「せっかくだから、女性アイドルになろうと。それで松田聖子さんの『天使のウィンク』を歌うことにしたんです。スタイリストさんと一緒に原宿のラフォーレに行って、パンツスーツを用意してもらい、メークもばっちりして。なりたい自分になれたことが、大きな自信につながったんでしょうね。学校でのいじめも徐々におさまったんです」

 

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