「朗読を始めたら、自然と体重が落ちました。最高で90キロもあった体重が、いまは73キロに。この”朗読ダイエット”にモニターとして協力してくれた2人も、1人は120キロから46キロ減、もう1人は145キロから39キロ減と、10カ月後にはあわせて85キロもの減量に成功しました」

 

そう語るのは、朗読家のドリアン助川さん(50)。その経緯を、最近『朗読ダイエット』(左右社)として出版した。いったい、その方法とは?

 

【黒豆を10分くらいゆで、そのゆで汁でうがいをする】「昔から喉にいいといわれており、声楽家やオペラ歌手の間で親しまれている方法です。さらに、残った黒豆は食べましょう。黒豆は食物繊維も豊富で、ダイエット食としても知られる食材です」

 

【腹式呼吸は、ほかのことと同時に行わない】「呼吸には、瞑想に近い効果もあります。大切なのは『ワン・タイム、ワン・シング』。”ながら”呼吸はダメ。ひとつの時間にはひとつのことだけをやりましょう」

 

【朗読は立って行う】「朗読とは全身を使って行う表現なのです。言葉のリズムに乗れば、自然と体が動くもの。体はなるべく拘束せず、原稿や本も譜面台にのせて、朗読してください」

 

【題材は短編から】「題材はなんでもOKです。必ずしも明るくなくても、好きならそれでいいのです。ただし、初めはやはり短編がおすすめでしょう。童話や詩集は、リズム感あふれる文章が多いので、特に楽しく読めるのでは」

 

【朗読日記をつけよう】「その日の声の調子などは、しばらくたつと忘れてしまいます。きちんと記録することで、癖や短所を認識し、直すことことに役立ちます」

 

【朗読会や朗読ボランティアなどを必ずやる】「どんなことも、ひとりでやると飽きてしまいます。朗読会を開催することと、盲人用の朗読ボランティアなど社会に役立つこと。この2つの出口は必ず用意してください。朗読は体に力を宿らせ、足腰を丈夫にし、内臓を元気にします。文芸への興味も広がり、人を感動させることもできるのです」