独特の味わいにハマると、人はパクチーなくして生きていけなくなる。そんなパクチーマニアの増殖にともない、東京にはパクチー偏愛店が次々に開店している。ここでは、真にパクチーを愛する常連客が、わざわざそれだけを食べに訪れるという店主自慢の「ひと皿」をご紹介!

 

○世田谷「パクチーハウス東京」の“パクチーたっぷりフォー”

フォーといえば日本人も大好きな、ベトナム料理の代表格。東南アジアではポピュラーな、米粉と水を原料とした麺だ。それをあっさりとしたスープでいただくのが、シンプルでウマいのだ。おいしさのポイントは、パクチーハウス東京の特製スープ。

 

○学芸大学「味味(みみ)」の“香菜つまみ”

学芸大学駅からほど近くに、渋すぎる佇まいの中華料理店「味味」はある。名物のギョーザやにらラーメンを求め、狭い店内は深夜まで常連客でにぎわう。腕をふるうのは台湾と日本のハーフの店長・小林龍太さん。若いころに中国・台湾・南米を料理人として渡り歩き、’96年に味味をオープン。

 

パクチーの素晴らしい栄養素に注目した店主が、薬膳風にアレンジしたのが「香菜つまみ」。紹興酒がたっぷり効いた1品は裏メニューながら大人気だ。「酔っぱらい蟹(上海蟹)」のエキスを使用した、コク深い味わいがクセになり、紹興酒を片手に箸はもう止まらない。

 

○渋谷「パクチーバー ゴールデンバーニング」の“肉味噌サラダ”

もともとはタイ・ベトナム料理を中心としたレストランだったものの、お客さんとスタッフがパクチー狂ばかり。ならばいっそのことパクチー専門店にしようとリニューアルオープンしたのが’14年。そんなユニークな歴史を持つのが、パクチー料理専門店「パクチーバー」だ。

 

生のパクチーだけが入っているパクチーボウルが大人気メニューだが、パクチーと絶妙のハーモニーを奏でるピリ辛の肉味噌を、ライスペーパーでくるむ肉味噌サラダは、これからの季節にもってこいだ。

 

○高田馬場「パクチーバル8889」の“パクチーと3つのお肉のマッシュポテトのせグラタン”

店名の由来は、高田馬場の88(ばば)と、パクチーの89(ぱく)から。’14年11月にオープンしたばかりだが、女性客を中心ににぎわっている人気店。人気の秘密にはふくろう13羽の存在もある。「お店を開くにあたって、ペットのフクロウたちを家に置いておくのは不安だったので、ならば店に連れてこようと思って」と話す、店主の野中友さん。パクチーを楽しみながらフクロウも見られるユニークなお店となった。

 

野中さんはもともとパクチーが苦手だったが、ベトナム旅行でそのおいしさに開眼。苦手意識の反動から大のパクチーファンに。メニューはすべて野中さんが考案したもの。“パクチー×ラム・牛・豚の3種肉”は栄養価最強のコラボ。実にお酒が進む料理だ。

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