「年齢を重ねると、筋肉の張りがなくなり、顔が全体的に下がって、たるんでしまいます。筋肉の衰えに加えて、食いしばりやかみ癖など、長年にわたる顔の骨や筋肉の使い方にも偏りが出て、バランスが悪くなる。さらに、顔にセルライトと呼ばれる脂肪の塊ができて重くなるため、40代以降の女性は顔の大きさやゆがみ、しわなどに悩む方が多いのです」
そう話すのは、『自分史上最小の小顔になる』(KADOKAWA)など著書も出版している美容整体師の川島悠希先生。YouTubeチャンネル「美容整体師川島さん。」の登録者数は約70万人。技術力の高さから、東京・青山のサロンでの施術は1カ月待ちという人気整体師だ。
誰しもがキュッと引き締まった小顔に憧れるものだ。川島先生によると、顔の土台となる骨と筋肉をあるべき場所に戻せば、誰でも今より小顔になれるという。
ただし、気候が寒くなってくると、筋肉が硬くなり、動きにくくなる。血流も悪くなり、むくみやすくもなる。40代以降の女性はまず、顔にできたセルライトをほぐすことから始めるべきだという。
「顔をバランスよく動かしていないと、ほおのあたりにある脂肪が固まりがちになります。セルライトは若いころには自然に流れるものですが、加齢によりセルライトが大きくなり流れづらくなると、ほおが重くなって下がり、ほうれい線も深くなってしまいます。ですから、まず脂肪の塊をほぐして流す『ほお肉マッサージ』から始めましょう」(川島先生・以下同)
【ほお肉マッサージ】1回3分
左右のいちばん前に出ているほお骨の下あたりに人さし指、中指、薬指を当てる。3本の指で強めにグッと押して骨を感じながら、顔の内側へ向かってゆっくり円を描くように3分間マッサージをする。ほお骨周辺の筋肉を丁寧にほぐして、脂肪の塊=セルライトや老廃物が流れれば、顔もスッキリ引き締まり、ほうれい線も解消!